3A5パラシングルアンプ・平ラグ基板の動作チェック

試作機を組み立てようと思ったが、電源トランスが+B用とフィラメント用に分かれているし、平ラグ基板の動作チェックをすることにした。


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はじめに+B電源基板から。バラックで組んで、負荷には10KΩ5Wのセメント抵抗があったのでそれを使った。

+B電圧を測ってみるとAC100V換算で127Vと設計値である122Vより高い。これはZ-5VAの負荷が6割弱で軽いために電圧が高くなっているようだ。そこでR8を220KΩから270KΩに変更。


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AC100V換算の実測値を上記に示す。+Bは123Vと設計値にほぼ一致。但し2SK3067の消費電力は0.32Wから0.4Wに増加したが問題ない。


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続いてフィラメント電源。


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動作チェック用の回路はこんなふうになっている。


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3A5のフィラメント定電流点火実験中。NJM317の電流設定用にR12を5.43Ω(=5.6//180)としたらフィラメント電圧は1.44Vと予定の1.4Vに対し高めになった。以前の実験では5.6Ωに4.7Ω+0.91Ωを使ったので、抵抗の誤差の影響と思われる。

そこで180Ωを外して5.6Ωのみにしたらフィラメント電圧は1.38Vとなった。ジャンク箱をゴソゴソしたら、680Ω1%の抵抗があったので5.55Ωとしたらフィラメント電圧が1.40VとなったのでOKとした。

リプル電圧はC8の2200uFのところで225mV、3A5のフィラメント両端では0.22mVだった。

NJM317のADJ~OUT間電圧は実測で1.27Vだったから、0.229Aの定電流源になっているはず。

ここで3A5フィラメントの定電流点火について再確認。巷では直熱管を定電流点火すると音が良いという噂?があるようだが、私の考えるところは別にある。

定電流点火すればフィラメントのリプルは当然少なく、供給する電源のリプルに影響されにくくなる。フィラメント電源はGNDに対してフローティングとなっているので、電源自体にリプルがあっても問題ない。

ただし、本機の回路は3A5のカソードが+Bに接続される信号ショートループとなっているので、フィラメント電源のリプルが影響するかもしれない。もしそうだったら別の手を考えよう。

それにしても3A5って部屋を暗くしてもフィラメントの明かりが全然見えない。管に触っても暖かくならない。本当に増幅するのかしらん? フィラメント電圧は並列の場合1.4Vとなっているし、大丈夫なんだよな!?


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最後にアンプ部基板。これは電源に32Vを使い、2SK117BLのドレイン電圧が設計値の16.4Vになるように半固定抵抗を調整。これでFETの電流は1.3mAとなる。


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ということで、現状の回路図は上記のようになった。

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