6N1Pアンプ・Trの選別
6N1PのドライブTrのhFEに差があると性能がうまく出ない、という情報を入手したので、hFEを測定して選別することにした。
6N1Pppアンプでは、ドライブTrに2SC4793を使用している。九州電子で買った4個に、秋月で買った20個を足して計24個で測定した。
カタログではVCE=5V,Ic=100mAの条件でhFEが100~320となっている。6N1PppアンプではIcが5~10mA程度なので、hFEが異なる可能性がある。測定回路はベースに470KΩ、コレクタに10Ω、電源は006Pの9Vで構成した。これだとIcは3mA前後流れる。IcとhFEには相関性があると思われるので、これでhFEの揃ったTrが選別可能と判断した。
測定結果は以下のとおり。ベース電流にバラツキは殆ど無く、測定中にV1電圧がわずかに減少しているのは室温が上昇したせいだろう。といっても1℃前後なのだが。
hFEの分布をグラフにしてみたが、正規分布ではなくまんべんなくバラついているようだ。この中から2ペアを選ぶとしたら、サンプルNo.10,No.16,No.19,No.23だろうか。これならhFEは165~167の間に収まっている。
6N1Pppアンプでは、ドライブTrに2SC4793を使用している。九州電子で買った4個に、秋月で買った20個を足して計24個で測定した。
カタログではVCE=5V,Ic=100mAの条件でhFEが100~320となっている。6N1PppアンプではIcが5~10mA程度なので、hFEが異なる可能性がある。測定回路はベースに470KΩ、コレクタに10Ω、電源は006Pの9Vで構成した。これだとIcは3mA前後流れる。IcとhFEには相関性があると思われるので、これでhFEの揃ったTrが選別可能と判断した。
測定結果は以下のとおり。ベース電流にバラツキは殆ど無く、測定中にV1電圧がわずかに減少しているのは室温が上昇したせいだろう。といっても1℃前後なのだが。
hFEの分布をグラフにしてみたが、正規分布ではなくまんべんなくバラついているようだ。この中から2ペアを選ぶとしたら、サンプルNo.10,No.16,No.19,No.23だろうか。これならhFEは165~167の間に収まっている。
この記事へのコメント
はじめまして
6N1Pアンプの制作楽しみに拝見しております。
さて
ずいぶん昔
SANWAのテスターのオプションにhFE測定のケーブルが販売されてましたよ。
理屈は全く一緒だったと思います。
hFE測定など滅多にやらないので、その時々に治具を作るので事足ります。
6N1Pppアンプはぼちぼち作業を進めておりますので、後日ブログにアップします。