6N1Pアンプ・定電圧電源

電源投入初期における+Bの電圧上昇を抑えるため、リプルフィルタを定電圧電源にしてみた。とはいっても、リプルフィルタTrのベースを抵抗からツェナーダイオードに替えてみただけだ。誤差を検出してフィードバックして、電流制限回路を付けて、なんて高級なことは一切やっていない。

+Bは65Vなので、じゃあ33Vのツェナー2個直列がいいだろう、というわけでHZ33-1-Eというやつを千石電商で買ってきた。4個で80円。

100KΩの抵抗をツェナーと入れ替えた。ところが、ツェナーに電流が流れない。電圧が低いのだ。じゃあ、というわけで、トランスの30Vタップを36Vタップにした。

これでとりあえず所望の電圧は出た。しかし、オシロで+Bをモニターしていたら微弱な発振が見られたので、Trのコレクタ~GND間に適当な容量、0.022μFを入れたら止まった。

+Bの半固定抵抗をいじっていたら、+B電圧が変化する。可変安定化電源? そんなばかな。

下のグラフを見て欲しい。ツェナーには2mA程度流している。赤い矢印のところでは、電流が変化するとツェナー電圧が変化することがわかるだろう。つまり、このあたりの電流を増減しても、ツェナー電圧が変化しないツェナーダイオードを選ぶべきなのだ。例えば、65Vだったら18Vのを3個に11Vのを1個、というように。

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半固定抵抗をいじっていたら、ドライバーでツェナーを早速ショートさせてしまった。1個はオープン不良、もう1個はショート不良になった。ツェナーは4個買ってきてあったので、取り替えた。余分に買ってあってよかった。

で、当初の目的である、電源投入初期における6N1Pのグリッド電圧上昇を抑えることについては、10V程度の降下があった。でも何かヘンだ?

おかしいと思って、グリッドにつながっている100Ωの抵抗をカットして、Tr 2SC4793のエミッタ電圧をモニターしてみた。すると、26Vになっていることがわかった。つまり、真空管が動作状態になりグリッド電流が流れることでエミッタ電圧が降下し、同時に自己バイアス抵抗の電圧が上昇して安定状態になるわけ。

即ち、七面鳥アンプ状態は回路自体がそうなっているから、ということなのだ。うーむ。

現状の回路を以下に示す。赤枠が、今回変更した部分。

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さて、定電圧電源に変えて肝心の音色はどう変わったのか? 結論から言うと、私の駄耳では全く違いを認識できない。しばらくこのままにして聴くことにするか。

またアイディアが浮かんだら、ゴソゴソと実験しているかもしれない。

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この記事へのコメント

とんとん
2009年11月10日 10:37
おんにょさん、おはようございます。やな事象ですね!。
HFEが低くて定電圧動作するにはちょっと辛いかもですね。とりあえずもどきになっていますし、それなりに対処されていますので・・・??終息??。
かと言って余り手を加えると大げさになってしまうし、設計のコンセプトから外れるし、難しい選択ですね。
過去も含めて書き込み内容を見る限り、簡単に妥協されるようには???です。
おんにょ
2009年11月11日 12:16
とんとんさんこんにちは。その後+Bをゆっくり立ち上げるように回路変更(^_^;してみましたが、+Bが40V程度でグリッドには20Vくらいかかってしまっています。ゆっくり立ち上げるだけじゃだめで、加速度的に+Bが立ち上がらないといけないんです。6N1Pというタマは6.3V 0.6Aのヒーターですが、動作するまでに30秒くらいかかるようです。動作状態になればグリッド電圧は下がりますし、一時的なプレート電流の増加はそれほどでもないので妥協しようかと。

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