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zoom RSS 3A5パラシングルアンプ・完成

<<   作成日時 : 2014/08/07 18:58   >>

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3A5パラシングルアンプがようやく完成した。

このアンプは人に聴いて頂くことを設計当初から考慮していない。その代わり音質に関しては妥協せず、自宅使用において必要十分な出力を確保する。

私の場合はニアフィールドリスニングであり、アンプの出力は100mWあれば良いことがわかっている。音を聞き分けるのではなく自分の好きな音楽を聴くためのアンプだから、周波数特性が20Hz〜20KHzにおいて必ずしもフラットである必要はない。音楽を心地よく聴けること。小出力でもスケール感のある音が出せること。

スピーカーで聴くことを前提にしているのでヘッドホン端子はついていない。ただ元々小出力であるので残留ノイズを低く抑えるようにした。


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目の前に置いて使用するからデザインにはこだわりたい。洗練されたデザインであること、なおかつ真空管を使用していることをアピールしよう。


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3A5を採用したのは電池管で省電力であり真夏の使用においても暑さが気にならないため。直熱管の雑味のない音を期待したい。


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この3A5、フィラメントが点灯しているのが見えない。部屋を暗くしてもやはり見えない。真空管アンプなのにお線香が灯っているのがわからないのはつまらないから、ギミックに走ることにした。だからMT管ソケットの下から電球色LEDで照らしている。超高輝度LEDを使っているから結構明るい。まるでトリタンMT管だ!とひとりごちた。夜に見ると綺麗だよ。


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LEDに流している電流は10mA。Vfは約3Vだから消費電力は30mW。2本で60mW。このアンプの出力は100mW+100mW。出力はミニなので相対的にLEDの消費電力が多い。ちなみにアンプの総消費電力は10Wなので効率はたった2%。それでも真空管アンプとしては異例の低消費電力を誇る。誇ってどうすんだ。


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天板を取ったところ。天板とケースとはメカニカルファスナー(マジックテープ)でくっつけてあるだけだから、止めてあるビスを外すのは簡単。とはいえ、そういう事態にはそうそうならないと思う。

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テープは特別に薄いのを使ったので天板とケースのすき間が殆ど無い。見栄えが良くなる反面、天板は桂の1枚板だから、ケースの発熱で天板が反ってしまうかもしれない。


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このアンプの動作時の温度を放射温度計で測定してみた。室温26℃で1時間以上使用し、放射温度計にてケースが最高34℃、3A5が40℃くらいだった。ケースも3A5自体もあまり温度が上がらないので低い。当然、動作時に真空管を触ってもぬるく感じるだけ。


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このアンプで聴いていても真空管からの放射熱で暑く感じるということは全くない。クーラーの効いた部屋で発熱する真空管アンプを使うという、ある意味罪悪感を感じることもない。あと2ヶ月近くは暑さが続くだろうから、このアンプの活躍が期待されるところ。


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ケースの内部はこうなっている。左側が電源トランスとヒータートランスで、右側が出力トランス。このような配置にしたら電源トランスから出力トランスへの漏洩磁束の影響が一番少なかった。


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平ラグ基板は試作機のをそのまま流用した。だからパーツの配置が最適化されていない。上段が+B電源基板、中段がフィラメント電源基板、下段がアンプ部基板となっている。

フィラメント基板でのLM317Tの発熱は0.8Wくらい。これをDC-DCコンバータにしたら効率がアップしてもっと消費電力を減らせるかもしれない。ただDC-DCコンバータを内蔵することによりスイッチングノイズの影響で残留ノイズが増えると思う。

DC-DCコンバータのスイッチングノイズは、その周波数が高ければ当然耳に聞こえないはずだがミリボルトメータの周波数特性は1MHzくらいまで伸びているので、そのノイズを拾ってしまう。ノイズが可聴周波数帯にダウンコンバートされ、音に影響を与えるという考えの人は使わないほうがいいと思う。


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回路図を上記に示す。試作機からの変更箇所はLEDを追加したところのみ。初段は2SK117BLで3A5のグリッドを直結しているからカップリングコンデンサが無い。初段が半導体の時にはグリッド電圧を低く抑えられるし、+B電圧も低くできる。

3A5パラシングルアンプの諸特性についてはこちらをご参照。

試作機と本番機では回路とパーツが同じなので、私より耳の良い!?妻の感想を再掲。

・気持いいね
・雑味がなくて割と解像度も良い
・澄んだ感じ
・圧迫感がなくすっきりしている
・ボリュームを上げてもうるさく感じない
・さわやか系
・(真空管が)ちっちゃいのによく鳴ってるね
・細かい音が歯切れよく鳴ってる

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
綺麗に仕上がりましたね。
ただこのレイアウトだとVRツマミのねじ穴が見えてしまうのが難点かも。。。
marugo
2014/08/09 01:32
marugoさんこんにちは。
ボリュームですが、普段は音量最大でDAC側のボリュームを使うので正面からネジが見えることはありません。アンプ本体側にボリュームは不要なのですが、ミニアンプということで付けています。無いほうがデザイン的にスッキリするかもしれませんね。
おんにょ
2014/08/09 18:24

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