6T9 CSPPアンプ・完成 それはバーチャルCSPPアンプの設計から始まった。手持ちの真空管に6T9があったので、これで設計することにした。 6T9はコンパクトロン管で、6AQ5A相当の5極管と6AV6相当の3極管が1つの管に収められている。ずんぐりしていて背が低いせいか人気がなくて安い。私はこういう形状の真空管が好きなので、17JZ8を使ったマ… トラックバック:0 コメント:2 2016年04月29日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・NFBをかける NFBをかけることにし、2KΩの抵抗を接続。NFB量は6dBとなった。 諸特性を上記に示す。周波数特性は-3dBが92KHz~97KHz。残留ノイズは0.08mVまで低下。DFは10まで増加。 周波数特性を上記に示す。位相補正容量は6dB程度のNFBでは不要かな? クロストーク特性はR→Lが悪い。調べた… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月25日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・動作一発OK! 6T9 CSPPアンプはAC220Vの配線を手直しした。その後、回路図を印刷して配線チェックを行う。 ミスは無いようなので、真空管を挿さずに電源投入して+B/+B1の電圧を確認。それぞれ305Vと500V程度で、無負荷なので問題なし。6.2V/-Cも確認したが問題なし。 真空管を挿して再び+B/+B1の電圧を確認、269Vと… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月23日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・配線完了 6T9 CSPPアンプの配線を進める。なにしろ皮むきをした後に撚って予備ハンダをしているから手間がかかる。でも趣味だから納期は無いし、確実なハンダ付けが確実な動作につながるはず。 まずOPTの配線を片付けた。続いてGND配線を行う。6T9の6ピンは内部シールドなのでGNDに接続した。 +B電源基板を取り付けて電圧チェック… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月22日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・組み立て開始 シャーシの塗装が乾いたかどうかわからないけど、組み立てを始めた。塗装を傷つけないように気を使う。 パーツが付いたシャーシ内部。ネジやナットを締める時に干渉しないように注意してレイアウトしてある。とりあえず傷つけないで組み付けられたみたい。シャーシのフロント面は厚紙で保護した。 黒いスペーサーが取り付けてあるのは、先に… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月20日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・組み立て準備 6T9 CSPPアンプはシャーシの塗装が乾くまでにできる組み立て準備などをしている。 これはGND配線図。6T9のヒーターの片側はGNDに接続されるのでGNDといえるが書き込んではいない。RCA入力端子からのシールド線は、Lchが電源トランスのそばを通るのでちゃんとしたものにしたい。カナレのL-3C2VSを考えている。これ… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月18日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・塗装完了~磨き 次の日は風が収まっていたので仕上げのクリアを1回吹いた。簡易焼付塗装後にマスキングした紙を剥がし、再度簡易焼付塗装を行って塗装工程が完了。 翌日にシャーシと裏蓋の磨きを行った。まだ早い気がするが、これが終わると重労働から開放される。 最初に#400のペーパーでクリア層がたれかけて厚くなっているところを慎重に削った。ペーパ… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月15日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・塗装中 6T9 CSPPアンプのシャーシと裏蓋の塗装を始めた。まず仮組みを解体。 罫書き線をリューターにつけたペーパーコーンで削って消す。浴室で#400のペーパーで水研ぎ。ガスレンジで乾かした後、広告紙でマスキング。 今回の塗装に使うスプレー。上地塗装はダークグレーマイカメタリックの1E9にした。これは4P1Lプッシュプルア… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月13日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・裏蓋の加工と仮組み立て 6T9 CSPPアンプの裏蓋を作った。東急ハンズでアルミ板を指定寸法にカットしてもらい、穴開けは自分で行った。 アルミ板には保護用のビニールが無いので養生テープで保護した。これで全てのシャーシ加工が終わったことになる。 仮組み立てをしてみた。特にパーツの干渉など無く組み立てられることがわかった。 真空管を挿… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月11日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・シャーシ加工 メンドウなシャーシ加工を終わらせた。作業量を考えれば、これが完了すれば半分できたのと同じかもしれない。アルミシャーシの厚みは1.5mmで、これくらいが加工しやすくて補強なしで強度が保てるレベルだと思う。 加工を始める前に左右の溶接してある合わせ目に瞬間接着剤を流し込んでおくと強度が高まるのでオススメ。 丸の大穴と角穴… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月08日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・シャーシ加工準備 もう片チャンネル分のアンプ部平ラグ基板を作成した。入力部が電源トランスに近くなるのを避けるため、パーツの配置を左右逆転している。 シャーシ加工図を印刷してパーツの干渉が無いかどうかを確認しているところ。これなら大丈夫そう。 あとソケットと+B1電源部の干渉が無いかどうか確認したいところだけど、バラックを分解しないといけないの… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月06日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・特性評価その2 歪率特性において1W付近でいったん歪率が下がる傾向があったので、6T9の相性か、あるいは回路によるものなのか調べてみた。 別の6T9を用意し歪率特性を測定したのが上記のグラフ。程度の差はあるが、やはり1W付近で歪率の低下が見られる。ということは、回路起因によるものなのだろう。 続いて実験したのは、OPTの接続… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月04日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・初段フィッティングと特性評価 6T9 CSPPアンプの初段フィッティングを行う。LTspiceと2SK117のロードラインを引いて検討する。 負荷抵抗を82KΩ、電流を5.4mAとし、2SK117の共通ソースに100Ω半固定を入れて電流帰還で利得を減らすことにした。 LTspiceのシミュレーション回路図。R7とR8は共通ソース抵抗で、C3とC4… トラックバック:0 コメント:0 2016年04月02日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・バラック評価 6T9 CSPPアンプは片チャンネルだけバラックで製作することにした。主に平ラグ基板やトランス、真空管ソケットに配線する作業なので1日で終わった。 真空管を挿して電源オン、+Bとカソード電圧を確認。+Bは283Vくらい、カソード電圧は5.2Vくらい。カソード電流は34.7mAとちょうどよい。初段プレート電圧は195Vと… トラックバック:0 コメント:0 2016年03月30日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・平ラグ基板作成完了 6T9 CSPPアンプの平ラグ基板を作成した。 画像左から+B1電源、アンプ部、+B電源(手前)、6.2V/-C電源(奥)。電解コンデンサを1個だけ逆向きに取り付けてしまった以外はノーミスだった。 +B1電源はシャーシのフロント裏側へ貼り付けボスで取り付けることにした。 アンプ部は片チャンネル分だけ作成。評価後… トラックバック:0 コメント:0 2016年03月28日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・平ラグパターン図作成 6T9 CSPPアンプで平ラグパターン図を作成する前に、どのように配置するかシャーシレイアウトを検討してみた。それにしても私の愚かなアタマではありきたりなデザインしか思い浮かばない。もっともトランス3個に真空管4本だから、あまりデザイン上では工夫ができないのは確かだ。 17JZ8 CSPPアンプがオーソドックスなシャーシレ… トラックバック:0 コメント:0 2016年03月25日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ・パーツを買い出し 6T9 CSPPアンプのパーツを買い出しに行ってきた。私は極力在庫を持たない主義なので、その都度買い出しをする。アキバまで電車で35分くらいだから、所要時間は2~3時間といったところ。 行く前にパーツリストを作成。A4のレポート用紙を6つ折りにし、Yシャツの胸ポケットに収まるようにする。買ったら単価とレ点を記入。 … トラックバック:0 コメント:2 2016年03月20日 続きを読むread more
6T9 CSPPアンプ始動 シングルアンプ、シングルアンプと製作してきたので今度はプッシュプルアンプかなあ、ということでそろそろ始動しようかなと考えている。 今回取り上げる6T9 CSPPアンプについては、拙ブログの以下のシリーズで設計を行っている。 バーチャルCSPPアンプの設計 バーチャルCSPPアンプの設計・その1 バーチャルCSPPアンプの設計… トラックバック:0 コメント:0 2016年03月18日 続きを読むread more
バーチャルCSPPアンプの設計・その3 今回は電源回路を設計してみた。電源トランスはノグチのPMC-190M。とにかく複雑になってしまうので極力簡単になるようにしたつもり。 回路図を上記に示す。 +B回路 +Bは220Vタップを両波整流してチョークとコンデンサによるフィルタとした。+Bの電流は6T9の1本につき35mAとしたので、4本で140mA流れる計… トラックバック:0 コメント:0 2015年11月07日 続きを読むread more
バーチャルCSPPアンプの設計・その2 出力段をドライブするには例えば差動2段増幅がある。また、Cascompという三極管とOPアンプを使う方法もある。ドライブ電圧を補うためにブートストラップという手法、あるいはプレートチョークを使うなどいろいろある。でも回路の単純さにおいてはカスコード回路が一番だと思う。 ところで6T9はμ=95の三極管があるのでこれを使いたい。初段… トラックバック:0 コメント:0 2015年11月06日 続きを読むread more
バーチャルCSPPアンプの設計・その1 まずはじめに設計は自己流であることをお断りしておく。記事内容に間違いがあるかもしれないので、その点は御了承のほどを。 マッキントッシュタイプCSPPアンプを製作するにはまずOPTの入手からとなる。現在販売されているのは染谷電子のASTR-12かASTR-20/ASTR-20Sで、その中から選ぶしかない。そこでケース無しのASTR-… トラックバック:0 コメント:0 2015年11月05日 続きを読むread more
バーチャルCSPPアンプの設計 マッキントッシュタイプCSPPアンプに限っていえば、まずOPTの入手→それに見合った真空管の選択→回路設計、となるんだね。手持ちの真空管に合ったOPTがあるとは限らないということ。 設計の順序としてはまず出力目標の設定からスタートする。出力が10Wを超えるとドライブ段(初段)の設計が格段に難しくなる。出力管が多極管なら良いが三極管… トラックバック:0 コメント:0 2015年11月04日 続きを読むread more