E130シングルアンプ・回路検討

ボチボチE130シングルアンプの検討を始めることにした。まずは出力段の検討を行う。

検索して出てきたWebページを参考にしてまずは動作点を設定する。E130のEb=350V、Ip=29mA、Eg=-10V、RL=8~12kΩよりOPTはアンディクス・オーディオのOPT-S14を考える。回路はカソードチョーク直結ドライブのA2級とする。チョークはPMC-80H(80H 8mA)とした。



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手持ちを確認したら6N1Pと6N2Pがたくさんあったので、これで電圧増幅段の検討をしてみる。+Bが高く、カソードチョークの最大電流8mA以内に抑えるため、ドライブ段はEp max=300V、バイアス電圧の低い6N1Pを考えた。


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ドライブ段~出力段の回路はこんなかんじ。6N1Pのプレート電圧は実験でフィッティングする。特性図より読み取った値を入れてある。


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初段は6N2PのSRPPとし、ネットから拾ってきた6N1Pと6N2PのSpiceモデルをぶっ込んでLTspiceでシミュレーションしたところ、利得は38dB(79.4倍)となった。

ここで利得の計算をしてみる。E130のμは18、rpは4kΩとなっている。OPTの変圧比は√(10k:8)=35.4:1となるので出力段の利得は

μ×RL/(rp+RL)÷35.4 = 18*10k/{(4k+10k)*35.4} = 0.363

OPTの損失を20%とすると
0.363*0.8 = 0.29

初段~ドライブ段の利得は79.4倍なので全体の利得は
0.29*79.4 = 23.0倍

これなら6dB程度のNFBをかけられる。かけたくない人は初段のμが低いタマを選べば良い。


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R2とR3の値を変更してシミュレーションしてみた。値が小さければ利得は下がる。

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