真空管ソケットのピンを洗浄
キョードーの前をたまたま通りかかったらコンパクトロンソケットが売られていた。下付けタイプで、ソケットの外径を測ったら28mm。これは30mm穴で取り付けできるぞ、と考えて思わず4個買ってしまった。
買ってきたコンパクトロンソケット。未使用品だがピンは茶色に変色している。何とかならないかなあ?
調べてみるとアルミホイル+重曹+熱湯で還元すれば良いとある。ものは試しとピンが黒く変色したロクタルソケットでやってみた(左側)。なかなか落ちないので歯ブラシで擦ってみたが、黄ばみは取れたものの黒く変色したところは変わらなかった。自然乾燥させたらフランジが錆びてしまった。
ネットで検索をかけてさらに探っていくと、真空管ソケットのピンがシルバークリーナーで綺麗になるとの情報を入手した。値段も1,000円前後だし騙されてみることにしよう。
真空管ソケットのピンは銀メッキではなくてニッケルかスズメッキではなかろうか。よくわからないけど銀以外でも硫化物が生じていたら取れるものなのか。
用意するもの
・シルバークリーナー(スピーディップ)
・真空管ソケット
・ゴム手袋
・割りばし
・ペットボトルの上部をカットしたもの
・ボロ布
・ヘアードライヤー
スピーディップは臭いがあるということと、溶剤を扱うのでゴム手袋をし、浴室にて換気扇を回して行った。あらかじめペットボトルにお湯を入れておいた。
スピーディップに真空管ソケットを10秒程度浸し、割りばしでペットボトルに移してすすぐ。水気を軽く切ってボロ布の上に置く。変色が取り切れなかったらもう1回浸す。決して長い時間浸けないこと(注意書きにある)。
スピーディップの液のほうには粉のようなものが取れて底に沈んでいる。効き目が薄れたらまた新しいのを買えば良いだろう。私は試すソケットが6個しかなかったのでそのままドブ漬けしたが、たくさんあるのなら液を少量ずつ別の容器に移して使えば良いと思う。
ヘアードライヤーで乾かすときはピンの穴に水が入り込んでいるので、ソケットを持って何回も布に叩きつけて水を出すようにする。念入りにやらないとなかなか水気が飛ばない。
で、完了したのが上記の画像。ピンがピカピカに光っている。歯間ブラシでピンの穴を掃除しても変色は取れないが、このやり方なら奥のほうも綺麗になっているのがわかる。
処理前後をgifアニメにしてみた。こんなかんじ。
処理前のロクタルソケット。
同様に綺麗になった。
還元でやったほうはスピーディップでも黒い変色は変わらなかった。
洗浄したピンが再び硫化されるのを防ぐにはチャック付きポリ袋に入れて保管すれば良いのではないか。もちろんソケットを実装してしまえば無理には違いない。
この拙記事をご覧になった方へ。実際にアンプへソケットを取り付けて動作させたら真空管の熱が加わるわけで、どの程度有効かわからない。もし追試される方は自己責任において行って欲しい。
買ってきたコンパクトロンソケット。未使用品だがピンは茶色に変色している。何とかならないかなあ?
調べてみるとアルミホイル+重曹+熱湯で還元すれば良いとある。ものは試しとピンが黒く変色したロクタルソケットでやってみた(左側)。なかなか落ちないので歯ブラシで擦ってみたが、黄ばみは取れたものの黒く変色したところは変わらなかった。自然乾燥させたらフランジが錆びてしまった。
ネットで検索をかけてさらに探っていくと、真空管ソケットのピンがシルバークリーナーで綺麗になるとの情報を入手した。値段も1,000円前後だし騙されてみることにしよう。
真空管ソケットのピンは銀メッキではなくてニッケルかスズメッキではなかろうか。よくわからないけど銀以外でも硫化物が生じていたら取れるものなのか。
用意するもの
・シルバークリーナー(スピーディップ)
・真空管ソケット
・ゴム手袋
・割りばし
・ペットボトルの上部をカットしたもの
・ボロ布
・ヘアードライヤー
スピーディップは臭いがあるということと、溶剤を扱うのでゴム手袋をし、浴室にて換気扇を回して行った。あらかじめペットボトルにお湯を入れておいた。
スピーディップに真空管ソケットを10秒程度浸し、割りばしでペットボトルに移してすすぐ。水気を軽く切ってボロ布の上に置く。変色が取り切れなかったらもう1回浸す。決して長い時間浸けないこと(注意書きにある)。
スピーディップの液のほうには粉のようなものが取れて底に沈んでいる。効き目が薄れたらまた新しいのを買えば良いだろう。私は試すソケットが6個しかなかったのでそのままドブ漬けしたが、たくさんあるのなら液を少量ずつ別の容器に移して使えば良いと思う。
ヘアードライヤーで乾かすときはピンの穴に水が入り込んでいるので、ソケットを持って何回も布に叩きつけて水を出すようにする。念入りにやらないとなかなか水気が飛ばない。
で、完了したのが上記の画像。ピンがピカピカに光っている。歯間ブラシでピンの穴を掃除しても変色は取れないが、このやり方なら奥のほうも綺麗になっているのがわかる。
処理前後をgifアニメにしてみた。こんなかんじ。
処理前のロクタルソケット。
同様に綺麗になった。
還元でやったほうはスピーディップでも黒い変色は変わらなかった。
洗浄したピンが再び硫化されるのを防ぐにはチャック付きポリ袋に入れて保管すれば良いのではないか。もちろんソケットを実装してしまえば無理には違いない。
この拙記事をご覧になった方へ。実際にアンプへソケットを取り付けて動作させたら真空管の熱が加わるわけで、どの程度有効かわからない。もし追試される方は自己責任において行って欲しい。
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