12A6GTY CSPPアンプ・回路検討その1

12A6GTY CSPPアンプの回路検討を始めた。まずは出力段の検討から。
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12A6のEp-Ip特性図にロードラインを引いてみた。Eg=0Vの曲線のニーポイントを通るように引く。引き方はDEPPと同じOPTの1次インピーダンスの1/4で良い。12kΩの場合、その1/4は3kΩとなる。

出力を計算したら5.8Wとなった。ただニーポイントが特性図と実物で同じかどうかはわからない。曲がり方が緩やかだともっと低くなる。そのほうがドライブが楽になるんだけど。

出力管の利得を1.7とすると、5.8Wの出力に必要なドライブ電圧を計算したら240Vp-pとなった。実効値では84.8Vrms。

+B電圧は電源トランスPM-8の215V巻線から1.25倍の269Vと予想している。当初は電圧増幅段をFETと3極管のカスコードとしていたが、240Vp-p以上のドライブ電圧を得るには+Bが269Vでは低すぎることがわかった。+Bをヒーター巻線から得るDC電圧でかさ上げすることは可能だが、12A6GTYのEp maxが250Vであるためグリッドにプラスバイアスをかけるなどの対策が必要となる。

ドライブ電圧を得る他の方法としてはブートストラップがある。今回はブートストラップで検討することにする。FET~3極管の2段増幅とし、3極管には6550 CSPPアンプで採用した6N23Pを考えてみる。6N23Pは6DJ8の同等管だがEp maxが300Vある。


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6N23PのEp-Ip特性図は電流が多くて引きにくいので、E88CCの特性図にロードラインを引いてみた。負荷抵抗は47kΩとした。動作点は特性図の真ん中あたりとし、プレート電流を低めにすると良いようだ。ブートストラップによる効果は難しい理論は抜きとして7倍程度、これに12A6GTYのグリッド抵抗(470kΩとする)の並列でロードラインを引く。計算したら194kΩとなった。

グリッドが0V~-10Vで振れた時のドライブ電圧は271Vp-pとなり、5.8Wの出力に必要なドライブ電圧240Vp-pをクリアする。


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回路図は上記のようになった。ブートストラップを使うとドライブ電圧を稼ぐことができるが、ブートストラップは正帰還の一種なのでDFが低下したり周波数特性が悪化したりする。またブートストラップの音色は人により好みが分かれる。私はブートストラップをかけないほうが好みなのだが。

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