E130シングルアンプ・電源部の実験

E130シングルアンプに使用する整流管に5AR4を用いたところ出力電圧が高かった。そこで別の整流管を試してみることにし、6.3V系の6AX5GTを買ってきた。この整流管はヒーターとカソードが分かれておりヒーターを他の6.3V系の真空管と共用することができる。


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実験用の電源回路を上記に示す。ヒータートランスは使用しない。6N2PはSRPPなのでヒーターバイアスをかけている。だから6AX5GTにもヒーターバイアスがかかる。6AX5GTのヒーター~カソード耐圧は±450Vあり、上記の回路では-304Vとなるのでスペック内に収まっている。


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点灯中の6AX5GTのようす。


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整流後の電圧はAC102.1Vに対し388.5Vだった。AC100V換算で380.5Vとなり、FETリプルフィルタの電位差を10Vとすると+Bは375Vの設計に対し370Vになってしまう。電源トランスのヒーター端子が未使用のためもっと低くなるはず。

続いてE130の点火実験を行う。E130のフィラメント定格は4.0V 0.65A。


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AC5.0VからフィラメントをDC点火するためショットキーバリアダイオードを買ってきた。SB340LSは40V3Aの定格。右下のは1N4007でそれより幾分大きいくらい。


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AC101.1Vの時にフィラメント電圧は4.10Vになった。AC100V換算では4.06V。


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E130の仄かに灯るフィラメント。


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AC6.3Vからの点火は1Ωの抵抗を直列に入れる。フィルター部の2.7Ωは5V系の点火回路と同じ。AC101.5Vの時に4.19Vになった。AC100V換算で4.13V。すこし高めだが試作機で電圧の調整を行う予定。

というわけで、整流管に6AX5GTを用いたところ出力電圧が低かったので6BY5GAで試してみようと思う。整流管は出力電圧が高かったり低かったりしてかなり違いがあるので難しい。

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この記事へのコメント

71Aが好き
2019年03月11日 19:20
おんにょさん、こんばんは。
6AX5GTのままでも、C6の容量を47μFに増やせば、B電源の電圧が高くなると思います。直熱整流管だと47μFは大きすぎますが、傍熱整流管ならば許容範囲ではないでしょうか。写真の6AX5GTはコインベースタイプの為、比較的近年に製造されたもののようですので、古いものよりも多少は丈夫かもしれませんが、ちょっと整流管が可哀相ですかね。
おんにょ
2019年03月11日 21:28
71Aが好きさんこんばんは。
C6の容量を増やすのはじつは実験済みです。22uFに10uFを足して32uFにしたら1~2Vしか増えなかったので駄目でしょう。6BY5GAは5V4G相当の出力電圧というデータをネットで見たので期待できます。6BY5GA 5V4Gで検索するとpdfがトップに出てきます。
71Aが好き
2019年03月12日 17:27
おんにょさん、こんにちは。
C6の容量増加は既に実験済みだったんですね。pdfを見てみました。6BY5GAは私が知るデータシートに電流と管内電圧降下のグラフが掲載されていない為、この資料は参考になりました。

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