71Aパラシングルアンプ・71Aのグリッド波形その2

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先日の拙ブログで報告した波形の凹については、LTspiceによるシミュレーションでも似た現象を確認していた。上記はオシロによる20Hz出力1W時の71Aグリッド波形。


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LTspiceのシミュレーション回路図を作成。


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波形観測した時の凹にあたる部分がこのように振動した波形となって出てくる。これは1Wの出力に相当する。


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さらに入力を増すと波形のピーク値は大きくなるが凹も大きくなる。これは2Wの出力に相当する入力を加えたもの。


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チョークコイルを4B-20MA(30H・DCR965Ω)からPMC-80H(80H・DCR1210Ω)に変更してみた。


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波形の1発目では凹が発生するか、それ以降は発生していない。これは1Wの出力に相当する。


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2Wの出力に相当する入力を加えると、やはりわずかに凹に相当するところが出てくる。


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SP端子の出力0.7Wに相当する71Aグリッド波形(上・黄色)とSP端子波形(下・紫色)。グリッド波形はきれいなサイン波なのに出力波形はすこし歪みが見られる。おそらく20Hzにおいては71AのパラレルでもOPTのインダクタンス(13H)では不足するのでカソードチョークと同じような現象が起きているのかもしれない。だから4B-20MAからPMC-80Hに替えてもこのような波形の歪みは現れると予想される。

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この記事へのコメント

71Aが好き
2018年10月09日 10:56
おんにょさん、こんにちは。
考えてみれば、OPTに関しても常に3.5kΩと言うわけではなく、周波数によってインピーダンスが変わる為、チョークの場合と同じ事が起きても不思議ではないですね。20HzにおけるHC-203Uのインピーダンスは2kΩ未満だと思いますので、ロードラインが立ってカットオフ側が極端に短くなります。線を引いてみましたが、パラレルでも1Wぐらいまでしか振れません。
シングルアンプで低域の歪率が悪いのは、コアの飽和よりもロードラインが立つことによる影響のほうが大きいかもしれませんね。
おんにょ
2018年10月09日 18:41
71Aが好きさんこんばんは。
HC-203Uは20WのOPTですから磁気飽和よりも低域のインピーダンス低下のほうが先になると思います。シングルアンプで低域の歪率が悪いということは高調波が発生するわけですから、倍音により低音が出ているように感じるのではないかと考えています。

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