71Aパラシングルアンプ・動作確認

71Aパラシングルアンプの動作確認を行う前に71Aを4本、拙71Aシングルアンプで測定する。パラレルなのでプレート電流のバラツキがわからないため。


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虎の子のSYLVANIAとPHILCOの71Aを用意した。1本だけ背が低い。


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測定結果を上記に示す。表の同じ色でペアを組んだ。

整流管を除く真空管を挿して71Aパラシングルアンプの動作確認をする。電源オンしてヒーター電圧とフィラメント電圧を確認。

整流管を挿して電源オン。2台のDMMを使い、カソード電圧を監視しながらすばやく+B電圧を測定。233Vの設計に対し239V出ている。電圧が高いので後で調整する。各部の電圧は異常なさそう。

RCA端子に指を触れSP端子のAC電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。

リプルフィルタの抵抗を100kΩ→130kΩ→180kΩに変更して+Bは234Vまで下がった。これでOK。

フィラメント電圧は5.15V前後(AC100V換算で5.07V)でOK、ヒーター電圧は6.6Vで高め。直列に抵抗0.3Ω1Wを入れたら6.3Vになった。


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回路図に測定した電圧を赤字で記入した。

続いて測定器を接続し動作確認を行う。ハムバランサを調整したら残留ノイズがぐんぐん下がってLch 0.24mV、Rch 0.2mVになった。全く問題なし。ハムバランスが取れないのではと心配したのは全く杞憂であった。


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利得はLch 7.5倍、Rch 7.2倍。ほぼ設計どおりとなった。周波数特性はLchが10Hz(-2.6dB)、Rch 10Hz(-2.4dB)だった。これはHC-203Uのインダクタンスが12H程度のため。HC-507Uを3.5kΩ:8Ωで使ったら望ましい結果になったと思う。高域はLch 80kHz(-3dB)、Rch 82kHz(-3dB)となり、かなり伸びている。DFは2.2。

1kHzの歪率(5%)はLch 2.4W、Rch 2.2Wだった。プレート電流を増やせば出力は増えるが、御老体の71Aがかわいそう。

3階の自室で試聴。電源オンから電圧増幅管や整流管がヒートアップするまでSPに耳を近づけるとわずかにブーンというハムノイズが出るが動作すると何も聞こえなくなる。ハムの音質は高域寄りで、電源トランスからの誘導ハムではない。


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第一印象は清楚な音というかんじ。拙71Aシングルアンプとは違うようだ。何が違うのかと言われても困る。音量を上げてもうるさく感じない。利得が低いから聴く音量が低めになっているのだろうか。何か音質的なチューニングが必要と思われる。このまま2~3日聴いてみてエージングに期待しよう。

今後は詳細な特性測定を予定。

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