6AH4GTパラシングルアンプ・安定性

6AH4GTパラシングルアンプは高域が伸びていることもあり、NFBをかけていることから安定性はどうなのか確かめてみた。


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NFBに関する基本特性を上記に示す。オープン・ループゲインとクローズド・ループゲインは実測値。帰還定数β=150/(150+6300)=0.0233となる。ループゲイン(オープン・ループゲイン×帰還定数)は1倍(0dB)に満たないため、このアンプは発振しないということになる。本当かな?計算ではそうなるけど。


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念のために2現象オシロで波形観測を行い、位相の遅れを確認してみた。回路図の×印のところでカットし150Ωでアース、①と②を観測する。


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それぞれNFB有り無しの周波数特性及びループゲインを上記のグラフに示す。110kHzでは73°の遅れ、138kHzでは109°の遅れが生じており180°に対し十分余裕がある。位相補正容量47pFを入れているが、無くてもたぶん問題ないのではないか。なおゲイン余裕についてはオシロの入力が非常に小さくなるため、私の測定環境ではチェックできなかった。

では試作当初なぜ高周波発振が起きたのかというと、おそらくパラスティック発振の類だと思う。だからNFBに対する安定性を確かめるだけではアンプが発振しないかどうかはわからない。
  

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