6AH4GTパラシングルアンプ・試作機の改善検討

特性的には改善をしたいがむしろ副作用のほうが目立ってしまう可能性があるのでやりたくないという気持ちがある。

例えば利得をもう少し下げたい。現状は21.4倍で、初段FETを2SK117から2SK30Aに変更したとすると、今度は利得がその半分程度になる。私が製作するアンプの利得は15倍~20倍程度が多いのでむしろ利得が低い部類になってしまう。

初段カスコードの負荷抵抗33KΩを下げて電流を減らす方法もある。ただ6AH4GTの2次歪み(かなり多い)を初段で打ち消すにはむしろ初段の利得を上げる必要がある。だから33KΩは下げたくない。

NFB量を増やすためにNFB抵抗を下げたとすると138kHzのピークが出っ張ってくるので位相補正容量を増やさなければならない。このコンデンサは音質への影響大なのであまり増やしたくない。試聴で得られている鮮度感を落とさないためにはNFB量を増やさないほうが良いように思える。

以前の拙記事で出力段のカットオフが先に来ていると書いたが、出力を増やすにはプレート電流を増やすのが手っ取り早い。現状30mA流しているのを35mA程度まで上げれば出力が増えるだろう。でも消費電力の増大につながり熱いアンプになってしまう。出力は1kHzで3.8W得られているんだからこれ以上増やしても拙宅では意味がない。

OPTの2次8Ωを6Ωに替えてインピーダンスを2.5KΩ:8Ωから3.3KΩ:8Ωにすれば利得は0.87倍に低下する。ロードラインが寝るのでカットオフが伸びる可能性がある。NFB抵抗や位相補正容量を見直さなければいけないがやってみる価値はありそう。

ただ聴感上、低音の量感が減る可能性があるので元に戻すかもしれない。

後はヒーター電圧が6.7Vあるのを落としたい。現状では定格6.3Vの+6.3%となり±5%をオーバーしている。これはPMC-190Mの定格が6.3V3Aなので6AH4GT(6.3V0.75A)の4本並列でも問題ないし、電圧が適正になってくれると思う。


画像

回路の変更する箇所を赤枠で示す。
  

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