45シングルアンプ1号機・特性測定と試聴

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始めに回路の電圧を測定した。+Bがすこし高めだが45のプレート電流は規格(36mA)内で、プレート電圧は規格(275V)より低くなっている。私はどんどん真空管アンプを取り替えては聴くので1台あたりの使用時間が少ない。1台の45シングルアンプをずっと聴くのなら電流を減らして出力を抑えたほうが良いかもしれない。


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諸特性を上記に示す。125ESEの時に比べて利得やDFが低下したのはOPT-S14の損失や1次DCRによるものだろう。Rchの残留ノイズが多いのはハムバランサを調整しても下がらないため。


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出力125mW時での周波数特性。OPT-S14は高域の落ちは早めだが150KHzまで素直に減衰しているし左右チャンネルが見事に揃っている。


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クロストーク特性を調べておこうと思って測定したらナンダコリャ?になった。Rchが20KHzまで-60dBくらいなのは残留ノイズが多いためだが、それより高い周波数では急激に悪化。R→Lもヘンだ。いろいろ調べたが原因はわからず、回路の電圧を測定中にいつの間にか正常になってしまった。


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特性を再測定したのが上記のグラフで、今度は100KHzまで殆ど悪化が無い。これもオカシイ。まるで残留ノイズを測っているみたい。


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左右の45を差し替えてクロストーク特性を測定。逆になったし高域でも殆ど悪化の無い特性で本体には異常無い。

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Lchの歪率特性。これはOPTを仮接続で測った時とほぼ同じ。5%歪みでの出力は2.6W。


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Rchの歪率特性。Lchとずいぶん違って見えるのは残留ノイズによる影響で、そのレベルが低ければ同じようなカーブを描くと思う。5%歪みでの出力は2.3W。バイアスも浅めで45がへたってきたせいだろうか。

小出力で110Hzの歪率が低いのは、100Hzのハムノイズがオーディオアナライザのノッチフィルターの裾野に引っかかっているためではないか。


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45シングルアンプ1号機と2号機を比較試聴してみた。45の1本は使い回しで差し替える。WaveGeneで400Hzの0dBでサイン波を出力しSP端子の電圧をデジタルテスターで測って電圧を0.6Vに揃えた。SPの音圧を測定する方法は場所による音圧レベルの差が大きくあてにならない。

30分交代でいろんな曲を鳴らして傾向をつかもうとするんだけど、困ったことに駄耳の私では殆ど同じ。それでも1号機は繊細、2号機は奥行きの表現に優れているみたい。女性ボーカルが美しい。どちらも好みのサウンドで甲乙つけがたい。

出力はカソードチョークドライブのほうが出る。45の動作点やロードラインは同じなのでカソードフォロアのほうがよりA2級ドライブができているということなのだろう。

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