EL32シングルアンプに7C5を挿してみる

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拙EL32シングルアンプを7C5に差し替えてみようと思う。前回は6AH4GTだったから金太郎飴的記事になるのは否めないが、巷に差し替えて聴いてみたという記事はあふれているけど特性までちまちま測定したのは私くらいしか居ないに違いない。


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7C5は6V6系のロクタル管で特性は同じとされている。7C5は専用のロクタルソケットで、差し替えることができないので変換ソケットを作成した。


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ピンコネを上記に示す。EL32はトップグリッド(G1)だが6V6GTとの差し替えを考慮してアンプ内部で5ピンに配線してある。


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7C5に差し替えて電圧を測定。EL32と7C5では殆どバイアスは同じで電圧も同じ程度になった。


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特性を調べてみた。EL32に比べて利得が増えてNFBも1dB程度深くなり、DFもすこし増えた。残留ノイズは変わらなかった。


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周波数特性。EL32とほぼ同じ。


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クロストーク特性を参考に測定。20Hz~20KHzでは-67dB以下。


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Lchの歪率特性。2次歪みが多く直線的。7C5の個体によりバラツキが大きく、このようになるものとカーブが曲線になるものがある。曲線になるほうが歪率5%での出力が大きい。出力は105Hzがリミットして1.4Wだが、1KHzでは1.8W出ている。


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Rchの歪率特性。こちらはEL32とほぼ同じ特性になった。出力は105Hzがリミットして1.5Wだが、1KHzでは2.0W出ている。

駄耳の私による試聴結果はクリアで色付けが少ない感じ。半導体アンプみたいでこういうのを好む人が多いはず。私は真空管なんぞ古のデバイスでアンプを作るのだから積極的に色付けしたほうが良いと思っている。できれば自分の好みの音色になって欲しい。

拙7C5ラインアンプと全く異なる6V6系サウンドになったので驚いた。ラインアンプでの優雅な響きは微塵もない。プレート電圧を100Vまで下げて使ったら出力は出ないけど音色が同じになるのかもしれない。

6AH4GTで感じた煌めきみたいなものが7C5では無くなってしまった。7C5(6V6GT)シングルアンプを製作して楽しむだけなら満足できると思うが、私は6AH4GTに魅力を感じる。
        

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