12B4A SRPPアンプ・リニューアル完了

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12B4A SRPPアンプのリニューアルが完了した。組み直すのに1ヶ月かかったことになる。GT管を想定している標準シャーシでは大きくて重かったし、特別に巻いて頂いたマッチングトランスを使用しているので、自分好みのデザインで軽量小型に組み直そうと考えた。


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回路図を上記に示す。SRPPの2段アンプで、マッチングトランスで出力する。マッチングトランスにDC電流が流れないのでインダクタンスの低下が起こらず低域再生に有利だ。でもプッシュプルアンプと比較すると出力の点では不利だし、市販のマッチングトランスが存在しない。シングルアンプの低域を伸ばしたアンプと考えれば良いのではないか。

今回は整流後にチョークを入れて残留ノイズの低減を図った。低残留ノイズを達成するために初段を6N2PからECC83に変更した。SPに耳をくっつけてもまったくノイズが聞こえない。このアンプの特徴は、真空管がウォームアップしてしまえばアンプのウォーミングアップが不要で音色の変化が少ないこと。



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マッチングトランスは14W 40Hzの仕様でインピーダンスは1KΩ:8Ω、DCRは65Ω、インダクタンスは50Hzで45Hと50Hだった。

プッシュプルのOPTならTANGOのCRD-8、TAMURAのF-485は1次巻線が分かれているので、1次並列とすれば1KΩ:8Ωとして使用可能だ。


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諸特性を上記に示す。周波数特性はリニューアルで高域が伸びて-3dBでの周波数が125KHz~127KHzになった。+Bが高くなったせいか、出力は3.7~3.8Wまで増えた。残留ノイズは0.08mVと低い。重量は5.2kgで、前のを測り忘れたがおそらく1kg程度軽くなっていると思う。


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周波数特性。100KHz程度まで伸びた後は素直に落ちている。NFBは6.9~7.0dBかけている。


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クロストーク特性。20Hz~20KHzでは-73dB以下。


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Lchの歪率特性。各周波数がよく揃っている。


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Rchの歪率特性。Lchと同じ特性。


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アルミシャーシは(株)奥澤のO-46、W250mm×D160mm×H50mmでt1.5mm。これをマツダ車用のチタニウムグレイIIメタリックで塗装している。


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オーソソックスな配置のアンプが2台続いたのでシンメトリーにしてみた。標準シャーシに比べると横幅が80mm狭くなったので高さが増した感じ。


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すこし横からのほうが12B4Aの赤熱するカソードがよく見える。


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この角度からだとトランスケースの高さが強調される。


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ECC83が前進しているようすがよくわかる。電源トランスとの間にチョークを内蔵。


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シャーシサイドにはいつものようにアクリル板を貼り付けた。


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電源トランスは黒のキャップボルトに交換。


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この角度だと電源トランスカバーに何かが映り込んでいるとしか見えないが…。


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塗装が垂れているだけだった(笑)。シロートの塗装だし、普段見えないほうに持ってきてある。


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シャーシ内部。幅が狭くなったこともありゴチャゴチャしている。初段のCRがシャーシの奥まったところにありハンダ付けがしずらかった。


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反対側から見たところ。

駄耳の私による試聴結果を書いておくと、ダンピングの効いたボリュームのある低音、澄んだ高音、そよ風のようにすっと入ってくる音。反面、女性ボーカルの艶やかな声音は表現し難い。奥行きはあまり感じられない。
    

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この記事へのコメント

kurod@
2017年11月23日 13:52
リニュアル完成おめでとうございます
ふと思ったのですが、いっその事USB-DACとボリュームを内蔵させると言うのは如何でしょう?
おんにょさんのスタイルだと必要無いかぁ。失礼しました
おんにょ
2017年11月23日 17:58
kurod@さんこんばんは。
どうもありがとうございます。DACをアンプ内蔵にするとDACがそれ専用になってしまいます。1台だけで聴くのなら問題ありませんが、DACとアンプを組み合わせる場合は別々のほうが良いと思います。

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