6DJ8パラシングルアンプ・電源トランスにショートリングを巻く
電源トランスからの誘導ハムを減らすためにショートリングを巻いてみることにした。
コイルから漏れた磁束が銅板と鎖交してショートリング上に電流が流れ、この電流で作られた磁束ともとの磁束とが逆方向になってシールド効果を得るものです。銅板(ショートリング)より引用
春日無線のH17-04211。磁気シールドやショートリングは無い。
100mm×365mmの銅板を購入。厚さは0.3mm。金切りバサミで幅28mmにカットし、ラジペンで電源トランスの形状に合わせて曲げた。
クランプで押さえてハンダ付け。ハンダゴテの熱量が足らなくてハンダが凸凹になってしまったが、なんとかくっついているので良しとする。
塗装するため巻線部分にマスキングテープを貼り付けた。
マットの黒で塗装。下地にプラサフを吹いてある。コアは塗装されているが弱くてところどころ剥がれてしまっているのでコア全部を再塗装した。
塗装が終わってマスキングテープを剥がしたところ。
ショートリングによって端子の表示が見えなくなってしまったのでシールを作った。こんなに必要ないけど。春日無線のロゴ?は描くのが面倒なのでやめた。
上下カバーを取り付けてボルトを締め、シールを貼ったら完成!
上下カバーが銅板のところで膨らんでしまっているけど気にしないことにする。
果たしてどれくらい効果があるかは本番機を組んで残留ノイズを測定してみないとわからない。
この記事へのコメント
EIコアの外側を経由して巻かれていますが、手持ちのショートリング付きタンゴのトランスはコアの内側(つまり巻線の外側)を一周していたように思うのですが、効果の違いを知りたいと思います。
なんだか2年前のネタに今更とは思いますし、自分で試したらって言われてもしかたのない質問ですが
ごめんなさい好奇心が勝ってあつかましいのを承知で・・・・
お騒がせしました。<(_ _)>
↓ここに実測のデータがあります。
https://65124258.at.webry.info/201709/article_2.html
残留ノイズにおける誘導ハムは2~3割減といったところです。
小さめなシャーシになんとか部品を乗せる場合には同様な悩みが発生します。
この向きに置いたらコンパクトなんだけど・・・ でも誘導が・・・
LRの差を見てもトランスは厄介な部品なんだと思ったことと、ショートリングでの改善率は意外にも低いと思えたり、入力ショート時のデータだけを見ればやってよかったと判断できるし、手間とのトレードオフをどう判断するか僕のような無精者には真似のできないことです。
僕の作ったアンプだとトランスからのリーケージフラックスは入力回路(半導体回路をユニバーサル基板に実装)へも飛込があるようでショートリングの有無による違いを誰か試していないかなぁと思っていたところにおんにょさんの記事がみつかり、好奇心だけが先走ってしまい質問させて頂きました。
おんにょさんの熱心さや仕上げへのこだわりには敬服します。
小さなシャーシにアンプを組む場合は誘導ハムの問題が出てきます。事前に実験すれば最適な配置がわかりますが、デザイン優先でしょっちゅう失敗しています。
消費電力の大きいアンプをコンパクトに組むとシャーシがアッチッチになりますのでご注意下さい。