6550 CSPPアンプ・スクリーングリッド電圧を上げてみる

6550 CSPPアンプの現状は6550のスクリーングリッド電圧(Esg)が200Vの設計だが、これを225Vに上げたらどうなるか確かめてみた。


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Esg=200Vのロードラインを上記に示す。6550の特性図が無くてKT88で代用しているが、ニーポイント(Eg1=0V)がロードラインと交わるところがすこし低いように見える。


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Esg=250Vでロードラインを引いてみた。こちらはニーポイントがロードラインより上になっている。

Esg=225Vならちょうどロードラインがニーポイントのあたりを通ることになるのではないか。

下記回路図のD4を変更し75Vのツェナーから100Vにした。それだけだとD4とD5の電流が減るのでR26を150KΩから120KΩに変更。Bsgが上昇するので本来ならR30の抵抗値を上げないとD15とD16の電流が増えてしまうが0.9mA程度なので気にしないことにした。

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実測の電圧を赤字で示す。Esgは226Vになった。そのままだと6550のプレート電流が増えてしまうので、バイアスを深くしてカソード電流が40mAとなるように調整した。Isgが増えているからIpがすこし減っていると思われるが誤差の範囲だろう。


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諸特性を上記に示す。出力はLchの37Wが40Wに、Rchの35Wが37Wに微増。他は消費電力が5W増えたくらい。


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Lchの歪率特性。110Hzと1KHzがわずかに低歪みになり、クリッピングポイントでの出力が増えた。


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Rchの歪率特性。こちらは全周波数でわずかに低歪みになったがクリッピングポイントは変わらなかった。


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1KHz 40W出力時のサイン波形。上が入力、下が出力。

歪率特性を見るとわかるけどクリップすると急に歪率が悪化する。サイン波形を見ると上下でバッサリ切れている。だから30W~35Wを超える再生をすると明らかに歪むはず。自宅使用なら問題ないけれど、広い会場で再生する場合には注意が必要だ。回路的に何とかできれば対策したいが、現時点ではわからない。
          

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