6HA5パラシングルアンプ・詳細な特性測定

前回の動作確認で出たAction Itemを実施した。内容はOPTのインピーダンスを7KΩ:8Ωから14KΩ:8Ωに変更、+Bの整流直後のコンデンサを47uFから94uFに増やすこと。


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再び特性を測定。利得は無帰還で31~32倍まで下がった。これはOPTの変圧比が変わったため。DFは3前後に増えた。残留ノイズは0.3mVだったのがOPTインピーダンス変更で0.25mVに、コンデンサ増量で0.15mVまで下がった。周波数特性は低域-3dB点は殆ど同じ、高域-3dB点が33~36KHzに伸びた。


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NFBをかけることにし、ジャンク箱の中に1.3KΩがあったのでそれを付けた(R8)。高域の盛り上がりが見られないので位相補正容量は入れなかった(C4)。


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詳細な特性を測定。NFBは7.1~7.3dBと深め。これでも3HA5シングルアンプの7.7~7.8dBよりは浅い。残留ノイズは70~80μVまで下がった。


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周波数特性。OPTのインダクタンスとC3による共振で低域に盛り上がりが見られる。ピークで1.4~1.9dB。この盛り上がりを減らすにはC3を100uFから220uF程度に増量すれば良いが、信号が通過するので音質への影響が大きい。70~80KHzに小ディップあり。


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クロストーク特性。低域の悪化はおそらくパラレル化でカソード抵抗R6が半減したためと思われる。先に掲げた共振による影響もあるかもしれない。20Hz~20KHzでは-50dB以下となっている。


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Lchの歪率特性。5%歪みでの出力は150mW。パラレルにしたのに出力が増えない…。


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Rchの歪率特性。5%歪みでの出力は150mW。

パラレル化でDFは増えたが低域-3dBの周波数は変わらず、高域-3dBが低下、クロストークの低域は悪化、出力は増えずといったところ。副作用のほうが多い?

低域クロストークの悪化は6HA5のカソード抵抗の代わりに定電流回路を試してみるか。C3の増量も有力候補。
  

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