45シングルアンプ・カソードチョークドライブの構想

私は真空管アンプへ気軽に半導体を使うけど、身の回りに真空管を使用したテレビやラジオがあった最後の世代らしい。それらが廃棄され、どんどんトランジスタを使用した機器に置き換わっていった。だから私より上の世代だとダイオードくらいは許せるけど、となり、さらに上の世代なら真空管アンプに半導体などまかりならん、となるのではないか。

閑話休題。45シングルアンプは製作したものが1台ある。それ以前に製作したものは2A3シングルアンプに改造してしまった。

今回、新たに45シングルアンプを製作するべく回路設計してみた。6DN7のカソードチョークドライブで45をA2級で振る。この方式は45を強力にドライブでき、入力トランス方式に比べ、チョークコイルを使うことで大幅に安くできる。

カソードチョークドライブはSV811-10AシングルアンプVT-62シングルアンプで採用して好結果が得られている。果たして3匹目のドジョウはいるだろうか?


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いきなり詳細な回路図を上記に示す。OPTはVT-62シングルアンプに次いでアンディクス・オーディオのOPT-S14を採用。2次の16Ωに8ΩのSPをつなぎ5KΩ:8Ωとして使う。OPTのインダクタンスはDC重畳30mAで18.5Hあるので、45でも低域特性が向上するだろう。

全体の回路構成は拙VT-62シングルアンプと殆ど同じ。初段はFETと6DN7によるカスコードとなっている。また、6DN7のカソードチョークで45のグリッドを直結ドライブしている。

初段及びカソードフォロアの電源と出力段の電源を共用しているが大丈夫かな? 他にドライブ段のグリッドに-C電圧を供給する回路、初段カスコード用に6Vを供給する回路がある。

45はAC点火で、電源トランスの5VタップをR16で下げて2.5Vを供給する。ハムバランサを使用するが、R6とR7で中点を作り、VR3で微調整してハムを最低点に追い込む。

+Bに傍熱整流管を使用すれば電源オン後から6DN7がヒートアップするまでに出るノイズを防止できるが、整流管用のヒーターを点火する電源トランスの巻線が無いのでやめた。

45の動作点はEb=231V・Ip=35mA・Eg=-43Vで拙45シングルアンプと同じ。プレート損失は8.1Wで最大規格の81%に収まっている。電流をむやみに増やすと(そのほうが出力が増える)プレート損失が10Wを超えなくてもタマの寿命が短くなってしまうのでご注意。

6DN7の代わりに6SN7を使えばカソードフォロア段のグリッドバイアス回路が不要になるだろう。その代わり45のプレート電流をカソード抵抗R8で調整することになる。でも以前にVT-62シングルアンプで6SN7を試した時には平凡な音になってしまい合っていない感じがしたので、6DN7のほうが良いと判断した。

拙45シングルアンプでは、歪率5%における出力は2.5W得られているが100Hzがリミットしている。今回はOPTのインダクタンスが増えるので3Wくらいの出力が得られると思われる。

さて、45や6DN7はすでにある手持ちを使用する。シャーシとOPTは購入済み。ただ電源トランスを新規購入するのでそのための予算が必要だ。しばらくはEL32シングルアンプの製作にかかるので、順調に行けば今年中に着手できるかなあといったところ。

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