3B7パラシングルアンプ・定電流回路

CV4055シングルアンプで定電流回路が好印象だったので、3B7パラシングルアンプでも試してみようと思う。

以前、NJM317でカソード抵抗の代わりに定電流回路を試してみたところ、試聴ではあまり良い結果が得られなかったので今度はディスクリートで組んでみたい。手持ちのパーツを使ってやってみることにする。


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回路図を上記に示す。カソード抵抗680Ωで16.2Vくらいだったので電流値を23.8mAに設定。2SC3790のVbeと1S2076AのVTは温度係数がほぼ同じと予想される。だから温度に因らずツェナーの電圧がエミッタ電圧とほぼ同じとなる。

CRDには2mA流しているので2SC3790のコレクタには21.8mA流れる。hFEは100~300なのでベース電流を考えないことにして、R1=6.2/0.0218=284.4Ωと計算される。

実際にはツェナーの電圧にはバラツキがあり、2SC3790のVbeと1S2076AのVTは一致しないので合わせ込みが必要。


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ちなみにツェナーの電圧は5V近辺のものを用いると温度係数がほぼゼロとなるので温度依存性が無くなる。

このディスクリート定電流回路はCRDの動作電圧に3V程度必要なので、最低動作電圧は10V以上となる。もっと下げたければツェナーの電圧を下げれば6Vくらいにはできるだろうか。

また、この回路における最高動作電圧はCRDの耐圧が100Vなので大体100Vくらい。


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回路はICB基板に組むとして、できるだけ小さくなるようなレイアウトを考えた。


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基板をカットして組んだところ。3種類のダイオードの外観が同じなので、ハンダ付けする時に小袋から出すようにすると間違えない。

DC12Vを加えてテストしたら、2個の電流値はそれぞれ23.2mAと23.4mAとなった。厳密に23.8mAにする必要はないがズレが気になるので、電流が低いほうの抵抗R1と並列に抵抗を足して23.4mAとなるように調整した。

ところでエミッタ電圧を測ろうとして、エミッタにテスター棒が触れただけで電流が減ってしまう。大体-0.4mAくらい。一体何が起きているんだろう?

さて、この定電流回路の耐圧は100Vくらいと書いたのだが、真空管を挿さないで電源系のチェックをしたりするとカソード電圧がどのくらい跳ね上がるのかわからない。壊れることがあっては困るので安全のためにツェナーを入れておくことにした。

カソード電圧は16.2Vくらい、低周波の振幅のピークは5Vくらいと考えてツェナー電圧は21.2V以上のものが必要。手持ちのを調べたところ27Vのが10本くらいあったのでそれを使う。10V程度の差があるので信号でクランプされることはないだろう。


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回路的は上記のようになった。これで大丈夫と思う。

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