最大出力の周波数特性

製作した小出力アンプを広い会場でデモするときは歪まない程度の最大音量にすることが多い。すると特に低域が歪んで出力が出ないため、自宅で聴いているのと低音の量感が異なってしまうのを経験している。

そこでシングルアンプとプッシュプルアンプで最大出力の周波数特性を調べてみることにした。最大出力は小出力アンプであることもあり、歪率5%と甘くしてある。

歪率測定にはオーディオアナライザPanasonicのVP-7721Aを使用。歪率の測定は、20KHzより高い周波数については傾向を見るだけの参考程度としてほしい。


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これが拙71Aシングルアンプの最大出力での周波数特性。1KHzでは約1Wだが、数100Hzあたりから下がり始め、20Hzでは0.1W程度しか出ていないことがわかる。0.1W程度でも自宅使用では十分なのだが、音量を上げても低域は飽和して出ない。


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こちらは作ったばかりの3A5トリプルプッシュプルアンプの最大出力での周波数特性。NFBが機能している周波数では定規で引いたように1.1Wをキープ。30Hzから下ではガクンと低下しているが、おそらくOPTのコアの飽和と思われる。10WのOPT(KA-8-54P2)では出力1Wを出せるのは30Hzまでということだろう。

20Hzにおいても0.46Wの出力があるので、あまり音量を上げなければ低音が出るはず。ただし低音感は可聴周波数帯である20Hzまで伸びているようでないと十分に得られないだろう。


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たびたび拙ブログに登場している拙71Aシングルアンプの周波数特性。低域でレベルが落ち始める周波数では相当に歪率が悪化しているので、その周波数までフラットに出ているからといって安心してはいけない。


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3A5トリプルプッシュプルアンプの周波数特性。低域にわずかにレベル低下が見られるが、シングルアンプに比べて余裕のあることがわかる。

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