6922プッシュプルアンプ・改造その7
本当は改造その6で試聴記を書いて終わらせるつもりだったのだが、じつは試聴でダメ出しをされてしまったのだった。
私より耳の良い、妻の感想を記す。
・なんか優等生だね (ギクッ)
・スケール感は出ていると思うよ (うんうん)
・もう少しウエッティーな感じがあるといい、カラッとしている (あらら)
・歯切れは半導体アンプのほうが良い
拙6922全段差動DCDCミニワッターと聴き比べてみて、
・こっちのほうが長く聴ける (改造の意味が無いような…)
回路的には殆ど同じ構成なので、要するにチューニングが上手く行ってないということなんだろう。
こういう時に私ができることと言えば、思いつくのはNFBの位相補正コンデンサを増減することかな。そこで現状の560pFを1000pFまで増やして再び聴いてもらった。
・ちょっとウエッティーな感じが出たと思う
・さっきは皮膚にピリピリ感があったけど、今度のは肌触りが良い、ほんのちょっとね
コンデンサの容量をもっと増やせばたぶん解決するだろう。でもそうすると高域がかなり低下してしまう。
位相補正コンデンサを増やしながら-3dB点の周波数を測定してみた。1560pFだと落ち過ぎ、890pFがベストと思われるが、1030pFより効果が薄れるかな、ということで1000pFにしよう。
その代わり6922のカソードバイパスコンデンサ0.01uFを増やし、0.022uFとした。これでどうかなあ?
回路図の赤線で囲ったところが変更個所。
周波数特性を上記に示す。案外両チャンネルが揃ってきたみたい。
再び妻に聴いてもらった。果たしてリベンジなるか!?
・すっきりしているね
・臨場感があって包み込まれるよう
・広がりがある
・歯切れが良くなった。鈴の音って歯切れが悪いとダンゴになって聞こえるじゃない。これはちゃんと分離して聞こえるよ
オンマイクで包み込まれる感じ、スケール感があって歯切れが良いというのは、もしかしたらエミッタフォロアのせいかもしれない。いろいろ音色のチューニングをしてみたわけだけど、回路が持っている基本的な音の性質というものは変えられないし、そういうのを長所としてとらえるのなら良いんじゃないかと思う。
ということで、今回の改造はこれにて終了とする。また何か思いつくことがあったらいじるかもしれないけど。
私より耳の良い、妻の感想を記す。
・なんか優等生だね (ギクッ)
・スケール感は出ていると思うよ (うんうん)
・もう少しウエッティーな感じがあるといい、カラッとしている (あらら)
・歯切れは半導体アンプのほうが良い
拙6922全段差動DCDCミニワッターと聴き比べてみて、
・こっちのほうが長く聴ける (改造の意味が無いような…)
回路的には殆ど同じ構成なので、要するにチューニングが上手く行ってないということなんだろう。
こういう時に私ができることと言えば、思いつくのはNFBの位相補正コンデンサを増減することかな。そこで現状の560pFを1000pFまで増やして再び聴いてもらった。
・ちょっとウエッティーな感じが出たと思う
・さっきは皮膚にピリピリ感があったけど、今度のは肌触りが良い、ほんのちょっとね
コンデンサの容量をもっと増やせばたぶん解決するだろう。でもそうすると高域がかなり低下してしまう。
位相補正コンデンサを増やしながら-3dB点の周波数を測定してみた。1560pFだと落ち過ぎ、890pFがベストと思われるが、1030pFより効果が薄れるかな、ということで1000pFにしよう。
その代わり6922のカソードバイパスコンデンサ0.01uFを増やし、0.022uFとした。これでどうかなあ?
回路図の赤線で囲ったところが変更個所。
周波数特性を上記に示す。案外両チャンネルが揃ってきたみたい。
再び妻に聴いてもらった。果たしてリベンジなるか!?
・すっきりしているね
・臨場感があって包み込まれるよう
・広がりがある
・歯切れが良くなった。鈴の音って歯切れが悪いとダンゴになって聞こえるじゃない。これはちゃんと分離して聞こえるよ
オンマイクで包み込まれる感じ、スケール感があって歯切れが良いというのは、もしかしたらエミッタフォロアのせいかもしれない。いろいろ音色のチューニングをしてみたわけだけど、回路が持っている基本的な音の性質というものは変えられないし、そういうのを長所としてとらえるのなら良いんじゃないかと思う。
ということで、今回の改造はこれにて終了とする。また何か思いつくことがあったらいじるかもしれないけど。
この記事へのコメント
複雑な発振には、お目にかかれなかったみたいで
「やれやれ」です。ちょっと期待していなのですが・・・。出てくる音は、思いの通りいかないのがアンプ作りの面白いところですかね。製作のスピードが速いのには驚いています。小生はhFE測定冶具がもうすぐ出来そうなのですが、本題のP4ははこれからです。年内に完成させたいのですが無理かも。
私は6DJ8系のアンプで発振させたことがないんです。そこで試しにグリッド抵抗1KΩをショートさせたら238KHz付近(だったかな?)で綺麗なサイン波が出ました。出力1.4Vrmsくらい。
趣味には納期はありませんからのんびりやるのが一番です。私の場合は貧乏子だくさん(笑)。
入力のボリウムが約2kΩ以下のときに発振します。
元の回路では初段が2SK30Aでゲートに発振防止抵抗が入っていなかったためでした。
6DJ8のグリッドの発振防止抵抗を1.0kΩに変える為に外した3.3kΩをゲートに入れ問題解決です。
これはソフトン社のオフ会に持っていった5687も同様でしたので、おんにょさん部ログに掲載した資料に、2SK30Aの入力に発振防止抵抗3.3kΩが必要である旨を追記していただければ幸いです。
2SK30Aのゲートに入れた3.3KΩは入力側とNFB側の両方でしょうか?私の6922プッシュプルアンプでは入力側にしか入れておりませんが、最近は考えが変わり、両方に入れるようにしています。
2SK30Aのゲートに入れた3.3kΩは、入力側だけでも発振を防止しましたが、負帰還側にも入れてあります。
ソフトンオフ会説明資料に追記しました。
ありがとうございます。