6SN7全段差動アンプ・詳細な特性測定

とりあえずNFBをかけた状態で詳細な特性をちまちま調べてみた。

特性はある程度自分の設計目標を満足していれば良いと思うが、いわば健康診断といったところだろうか。もちろん特性で音がどうなのかわかるわけではない。

画像

出力が0.9W~1Wのアンプなので0.125Wでの特性を測定してある。周波数特性は-3dB点が左右でバラついているが、これに関しては後述する。

NFBは4.4~4.5dBかけて利得は10.6倍となった。DFは予定通り2.0。残留ノイズは0.09mV~0.11mVとなっている。なぜRchのほうが高めなのか、配線をつつきまわして調べてみたがわからなかった。もっともレベル自体が低いので解析が難しい。


画像

無帰還での周波数特性。185KHzまでは素直に落ちている。小ピークの周波数は左右でほぼ一致しているもののレベルまで揃わないのは廉価なOPTゆえ仕方ないかなあ?


画像

NFBをかけた時の周波数特性。小ピークは少なくとも-14dBなので発振の可能性は低いと思う。ボード線図で検証なんて面倒だからやらないよ。安定なアンプが気に入った音を出すわけじゃないので。

185KHz付近でのディップの深さが、-3dB点の周波数が左右で食い違う原因となっている。マクロで見ると減衰カーブが左右で一致しているようだから問題ないと思うけど。


画像

クロストーク特性。20Hz~20KHzで-78dBを確保している。0.125Wでのクロストーク特性だから数字的に不利なのを承知の上だが、十分な特性だろう。


画像

無帰還でのLchの歪率特性。小出力領域での100Hz、10KHzの特性悪化は何が原因だろうね?今回はWaveGeneでの測定なので、オシレータなら違ってくる可能性がある。


画像

NFBをかけたので全体に低歪みになった。5%歪みでの出力は0.9W。


画像

無帰還でのRchの歪率特性。こちらは100Hz、10KHzの歪率が低い。残留ノイズはRchのほうが多いのになんでだろ?


画像

NFBをかけた時の歪率特性。5%歪みでの出力は1.0W。いろいろな6SN7GTA・GTB・WGTAを試せば出力が両チャンネル1.0W出るかもしれない。というかNFB量を増やせば良いかもしれないけど。


たかだか4.5dB程度のNFBでも特性はかなり改善されるので、できれば少しのNFBでもかけたほうが良い感じ。

私より耳の良い!?妻にNFB有り無しで比較試聴してもらった。結果は殆ど変わらないとのこと。しばらく聴いているとわからなくなるそうだ。だったらNFB有りでもいいのかもしれない。

スポンサーリンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック