6SN7全段差動アンプ・NFB量のフィッティング

NFB量のフィッティングを行う前に無帰還の状態で試聴してみた。

鮮度の良い音がいきなり出たので、あっこれはいいなと思ってしまった。あくまでもクリーンで歪っぽさは無い。ダンピングファクタが低いのがわかっているから低音が少しボンヤリしているかな、という初見だったが、試聴を続けているうちに気にならなくなってしまった。

ボーカルも適度なツヤを持って聞こえる。小出力アンプにありがちな、スケール感まで小さくなってしまうような事は、このアンプには無いようだ。ちゃんと音が出たので喜びのあまりバイアスがかかっているとは思うのだが、十分じゃないかしらん?

こういう時にNFBをかけて特性を整えると落ち着いた音色になってしまい、鮮度感が失われてしまうという可能性がある。この良さを失わせないためには少量のNFBで済ませたほうが拙い経験上良い結果が得られるはず。

ダンピングファクタが0.9というのはやはり低いだろうから、NFBをかけて2.0くらいまでもっていきたい。2.0というのは大体の値で根拠はない。こんなもんかなという数値。また、ゲインは音力というのもまんざらギミックだとは思えないし、利得を高めに設定したい。


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NFB抵抗値を変えながら利得とダンピングファクタの値を調べてみた。1.5KΩで利得が約10倍となったので、これで試聴してみた。最初に出た音は、少し鮮度感が薄れたかな?という印象だった。しかし、低音の響きは良くなった。


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グラフにしてみた。ダンピングファクタの値が2.0となるNFB抵抗値は約1.8KΩとなった。このアンプではNFB量を減らしたほうが、音色については良い方向へ行くのではないだろうか。

ということで、ジャンク箱の中から1.8KΩを探し出して交換してみた。再びしばらく試聴する。こっちのほうが音が生きてくる感じ。プラシーボかもしれないけど、自分的にはすこし変化したんじゃないかと思う。

ついでにR7と並列に0.01uFのフィルムコンデンサを入れ、無い場合と比較してみた。高域のみDEPPの動作となるわけだ。結果は、無いほうがほんのわずかではあるが繊細な音が出るかなという印象で、このアンプに関しては殆ど音色の変化がなかった。良い耳を持っていれば違いが聞き取れるかもしれない。


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現状の回路を上記に示す。NFB抵抗R11を1.8KΩとしてある。位相補正コンデンサC1は入れていない。R16はボリュームの左右偏差調整用の抵抗。

NFB有り無しで比較試聴をしてみた。結果はNFB無しのほうが印象が良い。NFBありきでこのアンプを設計したけれど、結果的にNFBをかけないで完成としてしまって良いものだろうか。結論は自分で出さなければならない。


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NFB有り無しで比較試聴中。

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