6SN7全段差動アンプの電源トランスを換えてみた

先日回路設計した6SN7全段差動アンプの電源トランスを換えてみた。

前回は春日無線のKmB90Fで、W71mm×D61mm×H55mm(シャーシ上)なのに対し、今回はノグチトランスのPMC-95M、W82mm×D68mm×H68mm(シャーシ上)と一回り大きくなる。

OPT(KA-14-54P)やタマ(6SN7GT)のバランス的にはKmB90Fのほうが合っていると思う。PMC-95Mだと電源トランスのサイズが大きくなってしまうからどうか、といったところ。

PMC-95Mは+B巻線が140V-120V-100V-0-100V-120V-140Vで、両波整流ではなくブリッジ整流とすると200V・220V・240V他の電圧が選べる。但しブリッジ整流なので、0.6掛けのDC60mAまでの電流が取り出せることになる。

KmB90Fは230V巻線だから、PMC-95Mは240V巻線とする。ミニワッターでは出力を絞り出すのに苦労しているようで、本家のWebでもパワーアップ版が出たりしているから余裕のあるほうが将来的に有利じゃないかと思う。

ちなみに差動アンプの出力は、出力管に流す電流を増やすことが出力アップにつながるので、+B巻線は電圧が低めでも電流容量に余裕があるほうが望ましい。


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再設計した6SN7のロードラインを上記に示す(またロードラインかよ!)。動作点でのEbを高めに、Ipを多めにセット。Eb=255V、Ip=12.5mA,、Eg=-7.2V,、Pp=3.19Wで、6SN7GTA・6SN7GTBのデータシート、両プレート7.5W max、半分にして3.75Wに対して85%だからまだ余裕がある。

この時の出力は12.5^2*14/2000=1.09Wで、実質1ワットといったところ。


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回路図を上記に示す。+Bの電流は最大60mAに対して56.4mAだからぎりぎり余裕あり。電圧が高いので下げるのに少々気を使った。A級アンプだから入力を入れても+Bの電流は増えない。なおR7が944ΩだとかR10が40KΩという中途半端な値になっているのは計算上の値を入れているからで、実験でフィッティングすることになるだろう。

+Bの整流出力が310Vというのも大体の値。これも実際に電源トランスを入手してテストしないと何ともいえない。


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変更前後の回路図をgifアニメにしてみた(4秒間隔で切り替わり)。わかるかなあ?

まあ適当でも何とかなってしまうのが真空管アンプの設計なんだけどね。

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