5A6 CSPPアンプ・DEPPへの改造 その4

KNFをかけた5A6 DEPPアンプにオーバーオールNFBをかけよう。


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まず、KNFあり、オーバーオールNFBなしでの周波数特性を測定。高域は200KHz以上ピークがなくて、なだらかに落ちている。

ダンピングファクタを高めるためにNFBを深めにかけることにし、Rnfbを1KΩにしたら利得は9.7倍(19.7dB)となった。オーバーオールのNFB量は9.2dB。この状態で周波数特性を測定する。


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100KHz付近にピークができたので積分補正容量を1500pFとしてなだらかにする。このあたり行き当たりばったりで適当。再度周波数特性を測定。高域-3dB点は125KHzとなった。


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現状の回路図は上記のようになっている。R29はDCバランスをプレート電流で測定するために入れた補正抵抗。5A6の上下プレート電圧が同じになればDCバランスが取れたことになる。


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諸特性を測定。残留ノイズは0.2mV、DFは3.6といったところ。


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再び周波数特性。20Hz以下でレベルが落ちているのはコアの飽和によるものと思われる。試しに0.1W(1KHz,-10dB)で測定したところ、10Hzからまっすぐな特性が得られた。


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クロストーク特性。20KHzで-74dBと申し分ない。ただ周波数が高くなるに従い上昇傾向を示すのは、カソードが信号で振幅があるせいかもしれない。程度の差はあるとはいえ、CSPPで起きた現象に似ている。

続いて歪率。録再を1台のオーディオインターフェイスで行うとSP端子のマイナス側がGNDに落ちてしまい、測定できない。2台のPCでWaveGeneとWaveSpectraを分担する方法もあるけれど、WaveGeneはあきらめて従来のオシレータで歪率特性を測定することにした。


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Lchは弓なりカーブとなり歪率5%での出力は5.5W。CSPPでの最大出力は3.6Wだったが、もしかしたら初段でリミットしていたのかもしれない。


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Rchも測定したが、ペアの特性が揃わないせいか最低歪率が悪い。1KHz0.1Wあたりで歪率を測定し、低歪みな5A6のペアを選別すれば良いが、聴いてわからないのなら許したら、という気もする(じつは後日選別してみたけど)。

プッシュプルの真空管を歪率で選別するって一般的じゃないと思う。普通はDCバランスが取れれば良しとしているよね。こんな細かいことにこだわるのは私だけ?


まださらに続く!?

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