SG-205シングルアンプ・回路変更~初期評価

+B電圧が設計値の480Vより低いので、電源トランスの1次側へ直列に入れた0-6.3V巻線を切り離して0-100V間をAC100Vに接続。これで+B電圧は455V前後まで上昇したが、まだ低い。

一般的に電源トランスの電圧×1.2~1.3が+B電圧となり、電流を目一杯取り出すと1.2倍、軽く使うと1.3倍くらいになる。

PMC-130Mの180V-0-180V(360V)をブリッジ整流で使うと、取り出せる最大電流は130mA×0.6=78mA。本機では72.2mA流している。455V÷360V=1.26となり、設計の480Vにするためには480V÷1.26=381Vとなる。

0-6.3V巻線が2組余っているので、180V-0-180Vへ直列に接続すると360+6.3+6.3=372.6V。381Vに対して8.4V足りないけれど妥協しよう。0-6.3Vを倍電圧整流して+Bに加えるなんていう手もあるが…。


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変更した回路図。+B電圧は463Vになった。これで手を打つことにした。


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電源トランス周りの配線が幾分すっきりした感じ。スパークキラーも予定した場所に収まった。


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修正が一段落したので特性を調べてみた。利得は28~29倍でNFBをかけるのに丁度良いくらい。出力は1.4Wでもっと欲しい。SG-205のバイアスが適正でない可能性がある。ダンピングファクタは1.1~1.2と低い。SG-205ってrpが高いんだね。残留ノイズは無帰還でも0.5~0.6mVに収まっている。


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周波数特性。OPT-10S単体で周波数特性を測定したのに比べ、高域の落ちが大きいのはSG-205のCp-gによるものなのかな? 入力に入れたC13(47pF)の影響かと思って、並列に470pFを足して比較したけど変わらなかった。なお、高域のピーク・ディップの周波数は単体の測定とほぼ一致している。


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Lchの歪率特性。何だかへんてこりんなカーブになった。10KHzで歪率が悪化しているのは高周波ノイズによるものか。100Hzの歪率カーブが高めなのは何故だろう?


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Rchの歪率特性。やっぱり同じ傾向を示している。10KHzのカーブがぐにゃぐにゃした不思議なカーブになった。


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100Hzと1KHz・10KHzで歪率の差が大きい0.1Wで周波数歪率特性を調べてみた。結果はやはり低域で歪率が悪化している。

2次側の6Ωタップに8Ωを接続して5KΩ:8Ωとして使っている(青線)からなのだろうか?と思って6Ωを接続し、3.5KΩ:6Ω(赤線)も取ってみた。100Hzの歪率は0.7%から0.5%に減ったが大差なかった。


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OPT-10Sのインダクタンスが低いのかと思って測定してみた結果が上記のグラフ。DCを重畳しない測定なのでインダクタンスが大きめに見えている可能性はあるが、最低でも13.5Hはあって特に低いわけではない。

なお、測定方法は以下のWebを参考にさせて頂いた。
http://ayumi.cava.jp/audio/pctube/node25.html

結局100Hzの歪率悪化の原因はわからなかった。

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