8B8全段差動アンプ・1個15円のフィルムコンデンサが音色に与える影響について

一応完成した8B8全段差動アンプだが、気になるところを少しいじっている。


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8B8の五極部カソードに入れたパスコンC5、0.01uFを外してSP端子にダミーロードをつなぎ、ダミーロードと並列に0.1uF、あるいは0.1uFのみにして方形波応答を見たところ、意外に安定していることがわかった。

そこで、このコンデンサを外して試聴してみた。結果はかなり音色に影響するようだ。これを確かめるため、私より耳の良い!?妻に聴いてもらった。

C5あり
・伸び伸びしている
・心地よい
・音が立ちあがって上から聞こえる
・エアコンの空気ではなく空気清浄機のさわやかな感じ

C5無し
・抑えた感じ
・音が前に出てきた
・エアコンからの風が上から前のほうへ下がって流れる感じ

私の駄耳でもC5無しでは女性ボーカルの印象が薄れ、声が乾いた感じになるのはわかる。


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音の印象を画像で妻に表現してもらった。C5ありのは上記の感じ。


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C5無しの印象。こんなに印象が違うよ、と言っていたから、C5の容量や銘柄を聞き分けるんじゃかなろうか。


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1個15円のフィルムコンデンサが音色に与える影響について。

私はC5を専ら回路の安定性のために入れたのだけれど、全段差動アンプで私好みの音色になったのは、もしかしたらEL32全段差動アンプで体験したことと同じなのではあるまいか?

つまり差動アンプの共通カソードに電解コンデンサを入れてDEPP化しなくても、小容量のパスコンで音色のチューニングが可能になるのでは?

全段差動アンプをご愛用の皆さま、もし機会があったらコンデンサの有無でどちらが好みかを確かめて欲しい。

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この記事へのコメント

klmnji
2013年03月17日 19:42
カソードC効いてたんですね
_φ(・_・メモ
6N6Pのカソードは抵抗一本で緩い差動ですが、5687は同じ定電流回路だから試して見ようかな!
因みに、写真のコンデンサは千石にあるPPですか?
おんにょ
2013年03月17日 21:13
klmnjiさんこんばんは。
当たっていましたね。コンデンサは千石電商で購入しました。赤くて綺麗なので。橙色のや銀色のもありますね。
klmnji
2013年03月17日 21:49
とすると、音質は
定電流回路+C≒抵抗1本
みたいな予想ができるかもしれませんね。
Cと抵抗の比率で決まりそう。
おんにょ
2013年03月17日 22:23
さあ、それはどうでしょう? それぞれに特徴があって単純計算では求まらないような気がします。
klmnji
2013年04月14日 14:58
大枚15円×2叩いてみました。綺麗な音色に変わりました。付けたのは5687差動PPで317定電流です。
特に見本の写真のように感じたのは、Helen Merrill。遠くカサカサしたボイスがハスキーなままカーテンを取り去った様です。
今の私の耳には、共通カソードに定電流を使ったアンプでは付けた方が ○ です。抵抗1本のニュアンスに近づく感じ。
若い頃だったら違ってたかもです。
おんにょ
2013年04月14日 18:36
klmnjiさんこんにちは。
良いほうへ変わって良かったですね。たぶんアンプによってどのように変化するか、一概には言えないと思います。差動じゃなきゃヤダって人は心理的に抵抗あるかもしれません。
klmnji
2013年04月14日 21:27
既に初段では差動になっているわけで、出力段に関して差動←→DEPPの間に落とし所(好み)があるような気がします。
定電流 ←→ 定電流+C or 抵抗1本 ←→ DEPP
トランスで信号合成しない ←→ 合成する
今回のカソードCでも、基本の音質は変わっていません。良い意味での味付けみたいです。
過去の経験から私は差動の方が好みですが、最近は定電流ではチョットきつすぎる感じです。そういう意味で、この改造はピッタリです。
おんにょ
2013年04月14日 22:24
まあ0.01uFは20KHzで796ΩもあるわけでDEPPの動作には程遠いし、事実歪率カーブは10KHzでも差動アンプのそれと変わりません。ただ聴感に与える影響は確かにあるのですから、理屈どおりには行かないだろうと思います。

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