8B8全段差動アンプ・完成
作るまで予想すらしなかったんだけど、こうして照明を消してヒーターの明かりを眺めると綺麗だね。シャーシをツヤありにしたら水面のように反射する。このアンプはシンプルで小さくて目立たないけれど、照明を落として聴くとグンと映える。
電源トランスが無いからOPTへのハムの誘導がない。その代わり19VのACアダプタを使用する。シャーシサイズはW200×D150×H60でコンパクト。
OPTは春日のKA-8-54P2、この向きのほうが見映えがする。特性の良いトランスとしてミニアンプにはおすすめ。
横から。
斜め後ろから。
このミニヒューズホルダは製造中止になっているから、いよいよ市場から姿を消すことだろう。
内部。アンプ部基板からGND母線へのGNDの取り回しで残留ノイズがかなり変化する。現在はLch 0.6mV、Rch 0.8mVくらいになっているが、耳で聞く分には聞こえないからいいか。
続いて試聴結果。いつものように、私より耳の良い?妻に聴いてもらった。
・声楽の人が頭から突き抜けるように声を出す感じ
・解像度が良い
・高音が澄んでいるから女の人の声が綺麗にきこえる
・バランスが良い
・スケール感がある
・音の立ち上がりが良い
・音の高さが表現される
某掲示板に書いたことを拙ブログにも備忘録として残しておこう。
「できたてで良く鳴って欲しいという思いはあるけれど、それを差し引いても女性ボーカルの声が生きている。昔妻に言われた、普通だね、喫茶店とかで静かに鳴らすならいいけど、というようなことは断じて無い。全段差動アンプは気に入った音のするものが作れないと思ってきたけど、これを聴く限り良いと感じるし、許容範囲が広がったのか、それともモウロクしたか。」
この記事へのコメント
気に入った音が出て良かったですね。
私も少しづつ頑張ろっと。
どうもありがとうございます。EL32全段差動アンプでは散々だったのが、何が違うんでしょうね?
でも、初段で差動になってるからあんまり違いはないかな?