6N6P CSPPアンプ・「スケール感」をアップさせる

完成した45シングルアンプだが、ただ今ブログ記事を作成中。もう少し待っててね。

ところで、「スケール感」の感じられない6N6P CSPPアンプが気になって仕方がない。何とかならないものか。

そこで、すこしあがいてみることにした。プラシーボが効いてるかもしれないから、眉にツバをつけながら読んでね(笑)。

(1) 6N6PのIpを増やしてみたらどうかなあ?電源トランスの+Bの容量は30mA。6N6Pの片ユニットに最大15mA流せる。でも、AB級に移行して電流が増えると+B電圧が下がってしまうから、最大出力は下がるだろう。

カソード抵抗を現状の390Ωからだんだん減らしてIpを増やしてみる。100Ωまで減らしたらIpは15.1mAとなった。この時の+Bは190V。電源トランスはこれで精一杯だ。6N6Pの片ユニットのプレート損失は約3W。両ユニットで6W。プレート損失は両ユニットで最大8Wだから大丈夫のはず。

この状態で試聴してみる。うーむ、スケール感が増したかなあ?よくわからない。


(2) 次にやったのは、NFB抵抗を増やして利得を増やすこと。例の「ゲインは音力」である。ボリューム位置が低くてもゲインがあれば音量が増える。ギミックである。現状のNFB抵抗値が2.2KΩなのを6.6KΩに変更してみた。

再び試聴する。これは効いている感じだ。スケール感が出てきたみたい。


(3) さらにOPTの一次インピーダンスを変更してみた。ASTR-30Sは二次側のタップで相対的に一次インピーダンスを変更できる。12KΩだったのを8KΩにした。

結果は惨敗。音量はかなり下がって、スケール感が出なくなってしまった。すぐ元に戻す。


(4) 他に考えられるのは、6N6Pのカソードバイパスコンデンサの増量だ。1000uF50Vの電解コンデンサが4個見つかったので、入れ替えてみる。

再び試聴。スケール感の違いはよくわからない。元々が330uFだったから、3倍程度では変化に乏しいのかもしれない。


(5) 今度は+Bの電解コンデンサを増量してみる。47uF250Vに100uF250Vを足して147uFにしてみた。低域の押し出しが強くなりスケール感がアップしたかな?と思う。プラシーボかもしれない。


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これまでの変更で、詳細な特性を測定してみた。DFは3.1dB程度のNFBでも6N6Pに局部帰還がかかっているので10と高い。


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周波数特性は左右がよく揃っている。高域もスムーズに下降している。


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クロストーク特性は残留ノイズの差が、そのまま特性の差となって現れている。残留ノイズは右チャンネルのほうが高い。6N6Pを別のと交換してみたが、変わらなかった。原因不明。


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左チャンネルの歪率は各周波数で良く揃って弓なりカーブを描いている。


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右チャンネルの歪率は高域のノイズが多いことを示している。何のノイズだろう?


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改造後のシャーシ内部。ごちゃごちゃしているのは改造前と一緒。


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反対側からもう1枚。


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電源基板はこんな感じになっている。


これまでの結果は、どの変更が効いているのかわからないが、十分スケール感が感じられるようになったと思う。ただ私は駄耳なので、耳の良い人に聴いてもらわないとわからない。他に何か思いついたことがあったら、試してみるかもしれない。


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最後に、変更後の回路図を上に示す。変更個所を赤枠で囲ってある。

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