EL32シングルアンプ・出力段の信号ショートループ

EL32シングルアンプを小改造した。出力段の信号ショートループを試してみた。


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回路図を上に示す。C3のつなぎ先をOPTの16Ω端子から+Bに変更しただけだ。但しコンデンサの耐圧が不足するので、手持ちで350V47μFのものにした。OPTを含む信号ループは確かに短縮されるが、出力管に入力される信号ループは遠回りになる。


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特性的にはどうなったのか興味があったので測定してみた。KNFをやめたので利得が増えるのとDFが低下するのは予想できた。周波数特性は高域に移動したようだ。NFB抵抗は変更していないが、NFB量は結果的に増えた。+Bの残留リプルがEL32のカソードを揺らすので、残留ノイズは増える。


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周波数特性。低域の減衰が早くなった。高域の小ピークはNFB量が増えたのにも関わらず上昇しなかった。


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クロストーク特性。かなり変化したのはこの特性で、低域と高域で悪化。なぜこんなに悪くなったのかはわからない。


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左チャンネルの歪率特性。出力段での利得が増えて歪み打ち消しが減少し2次歪みが増えた結果、かなり直線的なカーブに変化した。


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右チャンネルの歪率特性。こちらのほうが幾分か良い。

じつは試聴した後で特性を測定しているのだが、試聴結果はすこぶる良い感じで聴きなれたアルバムでも新しい音の発見があったりした。霧が晴れてクリアになった感じ。実際クロストーク特性はかなり悪化しているわけだが、それを感じないのは私が駄耳のせいだろう。

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