6N6P直結パラシングルアンプ・高域クロストーク改善

6N6P直結パラシングルアンプとしては久々の更新となる。


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このアンプのクロストーク特性は、上のグラフに示すとおり1KHzあたりから高域に向かって悪化している。

これは測定系の問題だろうと思っていたが、6P1Pシングルアンプのクロストーク特性改善で+Bにコンデンサを入れたら良くなったので、6N6P直結パラシングルアンプでもどうなるか試してみた。


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回路図は上のとおり。赤枠で囲んだところが今回の変更個所となる。


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シャーシ内部の画像。赤い矢印が今回追加したコンデンサ。電源基板に載らないから変なところにつけてしまったけど、まあいいや。


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L→Rの結果を変更前(紺)と変更後(ピンク)で示す。効果は歴然だ。


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こちらはR→Lの結果。

これらの結果から示されることは、FETリプルフィルタの出力インピーダンスは高域になるに従い上昇し、左右共通インピーダンスとなってクロストークの悪化を招いているということだろう。

コンデンサ追加の副作用は回路的にはわからない。クロストーク特性の低域端でほんのわずかな悪化が見られるのは、何か理由があるのかもしれない。


この改造でサウンド的にはどんな変化があったか。以前拙ミニワッターCIRCLOTRONアンプでも体験したけれど、クロストーク改善で、
・低音が前よりもすっきりした。聴きやすくなった。
・楽器毎の音がはっきりした。前はかたまっていた。
・楽器の前後感が出るようになった。
・臨場感が増した。
などの差があるようだ。

コレはおススメ!!!なんて書いて、また某掲示板で取り上げられて問題になったら困るので(笑)、この記事を読んで気になったらこっそり試して欲しい。

(2011.06.25追記)
この改造をする前は拙作6P1Pシングルアンプと大して変わらなかったが、改造後は遥か先に行ってしまったみたいで追従を許さない。クラシックの曲を聴くとその描写力についつい引き込まれてしまう。

(2011.08.13追記)
クロストークの改善は拙6N6P直結パラシングルアンプとしては効果があったが、12B4A全段SRPPアンプでは元々クロストークに対して優秀で、今回のような対策が不要だ。どちらも同様なFETリプルフィルタ回路を使用しているのに食い違いが起こるのは、単にリプルフィルタだけの要因とは限らないようだ。

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