6N6Pパラシングルアンプ・低域特性その3

やはり低域のピークを抑えるためには出力段の信号ショートループコンデンサC3の値を変えるしかない。

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その前に、電源ON/OFF時にこのコンデンサにかかる電圧を調べてみた。コールドスタートでは、電源ON時にゆっくり上昇し、220Vあたりまで上昇してから一旦下がり、172V程度に落ち着くことがわかった。電源OFF時は、すんなり電圧が落ちる。ホットスタートでは、ゆっくり上昇して172V程度で安定する。

すなわち、DC的にはコンデンサの耐圧は250Vあれば問題ない。本当は耐圧が350Vあれば安心だが、250Vのほうが大容量で安価なコンデンサが手に入る。

というわけで、千石電商で売っている330μF 250Vの電解コンデンサを買ってきた。 1個300円。本当はリプルフィルタのFET保護のために容量をそんなに大きくしないほうが良いのだろうけれど、直列に4KΩの抵抗が入っているから大丈夫ではなかろうか。

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で、つけ替えたシャーシ内部の画像がこんな感じになった。斜めになっている2個のコンデンサがそうだ。

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とりあえず、この状態で試聴してみる。結果は、私の駄耳では違いがわからなかった。もっとも私のスピーカー(SPENDOR S5e)では50Hz以下を再生できているとは言えないし、音源もこんな低域の音が入っているものを持っていない、というか、私の好きなジャンルの音楽(南米民族音楽)ではこんな低域の再生の必要性を感じないからだ。

再び出力を変えて周波数特性を取ってみた。0dBを1KHzの出力電圧としている。

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やはり小出力では低域にピークがあるが、+0.5dB程度と以前の+1.7dB程度に比べてかなり抑えられている。出力が増すにつれてピークが無くなる。

本当は特性的にはフラットのほうが良いだろうが、小音量でバスブーストがかかっていると思えばこの手の小出力アンプには有効なのではないだろうか、と毒づいてみる(笑)。

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続いて0.5W時の周波数特性。低域はなだらかに落ちるようになったが、5Hzでも-4dB程度の低下に留まっている。

まあこんなもんで一区切りをつけよう。特性を改善しても実使用上はあまり意味のないことだから。

(2011.02.12追記)
この低域の小ピークは出力トランスのインダクタンスと信号ショートループコンデンサC3のLC直列共振で起きている。だからC3を増量すると共振周波数が低いほうへ移動してピークが減っている(実験結果より)。

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