6N1Pアンプ・NFBをかける

高域特性が素直になったので、NFBをかけてみた。NFBはTA7368Pの3ピンからOPTの2次側にしてみたところ、PFBになってしまったのでOPTの2次側をひっくり返した。本当はP1とP2を逆につなげば良いのだが、OPTを取り外さなければできないので面倒なのだ。

6dB程度のNFBを、と考えてボリュームで出力が半分になるように調節し、抵抗に置き換えたのだが、なぜか8.2dBのNFBがかかってしまった。まあいいや。

オシロで10KHzの方形波観測してみると、数10KHzあたりがでっぱってくるためかリンギングがひどくなった。だから、OPTのP1-P2間につけた積分補正のCRを増量した。NFB量を変えるたびにこのCR値を変更するのは大変だ。

ということで、現状の回路図を以下に示す。赤枠が変更部分。電解コンデンサは、NFBをかけたらいっそう低域が立派になったので、IC周辺のものを見直した。

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早速特性を測ってみた。周波数特性はNFBをかけたので、低域も高域も伸びている。出力は低歪みになったため、0.7Wまで増えた。利得は21.7倍と、自宅では使いやすい程度になった。DFは2.8前後と、NFBをかける前が約0.5だったのに比べ、普通の値になった。NFBが8.2dBでこんなに改善されるのか、と思うが本当なのか。残留ノイズは0.25mVまで低減。SPに耳を近づけても、わずかにシューという音がしているだけになった。

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次にNFB前後の周波数特性。

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左右両chの周波数特性。見事に揃っている。30KHz~70KHzあたりがわずかにガタガタしているのは、積分補正を控えめにかけているためだ。

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歪率特性。100Hzが低出力でも悪いのはNFBをかける前からだが、全体に下がっている。最大出力は当然NFB前後で一緒だが、5%歪みの出力は0.6Wから0.7Wになった。これで目標達成。

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NFB後の試聴結果は、落ち着きが出てオトナの音になったようだ。高域がでしゃばる感じはなくなった。それでいて低域はモリモリしている。ハッキリ・クッキリの音色は、NFB前後で変わらない。ツヤや色気といった感じはあまり無い。それが6N1Pの持つ音色なのだろう。これなら、私がリファレンスとしているEL32パラシングルアンプと取り替えても違いはわずかしかないと思う。出力が小さいことは仕方ないけれど、自宅で聴く分には十分な音量だ。

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この記事へのコメント

とんとん
2009年11月09日 09:55
おんにょさん、お疲れ様でした。見事に収束しましたね、さすがです。
おんにょ
2009年11月09日 14:18
とんとんさんこんにちは。大変なアンプのレストアをされていますね。私のは根本的な欠陥が判明したところです。詳しくは11/9のブログにアップしてあります。高い真空管ではないし、供給豊富ということで、妥協するのが吉かもしれません。

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