42シングルアンプ・バラック実験

今回はつまらない(楽しい?)実験だ。

電源トランスの実力がわからないため、どのくらいの+B電圧が出るのか予想がつかない。そこでバラック回路を組んで実験することにした。

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回路図中に6SN7GTを使った妙な回路があるのがわかるだろうか。これは、電圧増幅段の消費電流を想定した定電流回路だ。NJM317FのADJには、対GNDで1.25V一定の電圧がかかるので、抵抗値を変えることで電流を変化できる。ちなみに10.5mAを得るには120Ωとなる。

これを単に抵抗で置き換えると26KΩとなるが、消費電力が2.8Wにもなってしまう。第一、こんな抵抗は売ってないし、実験の度に買い出しに行くわけにもいかない。なら真空管で消費させるのはどうだろうか。これくらいなら6SN7GTで代用できるはずだ。

というわけで、下の画像が実験中のバラックだ。

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実験結果は+Bが271Vとなった。エレバムの42はバイアスが浅いわりにプレート電流が少ないのでエミ減していると思われる。回路設計で使えるのは松下の42の値だろう。だから+Bはもう少し低くなりそうだ。

42の動作電圧・電流を表にしてみた。一番下のプレート損失は、42の場合最大11Wだから十分余裕がある。

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また、松下の42でEp-Ip特性図にロードラインを引いてみたのが下の図だ。

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Egは-17.5Vと読みとれるが、実際は-19V程度となった。グリッドに±19Vを振り込んだとすると、プレート電圧は465Vから20Vまで変化する。即ち±222.5Vだ。出力トランスは10KΩ:8Ωだから巻線比は35.4:1、8Ω側に発生する電圧を実効値で計算すると

222.5*0.707/35.4=4.4 [V]

出力は2.4W出る計算となるが、トランスの損失を10%程度と仮定するとせいぜい2.2Wくらいだろう。

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