おんにょの真空管オーディオ

アクセスカウンタ

zoom RSS 6HA5パラシングルアンプ・本番機完成

<<   作成日時 : 2017/03/17 18:59   >>

ナイス ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

6HA5パラシングルアンプの本番機が完成した。キックオフは2016年12月11日で3ヶ月強かかったことになるが、寒さで塗装ができなくて1ヶ月あまり中断したので実質は2ヶ月だった。


画像

6HA5の採用は3HA5シングルアンプにさかのぼる。この音質を保ちながら低域の充実を図れないか。また小出力アンプにもかかわらず残留ノイズが0.3〜0.4mVあるためもっと減らしたい。

低域の充実には6HA5をパラレルとし、残留ノイズは+Bのリプルが主体のため1Hのチョークを入れてFETリプルフィルタの前でリプルを減らすことにした。


画像

回路図を上記に示す。初段は2SK30Aで、2SC1815のエミッタフォロア直結で6HA5のグリッドをドライブする。VR2を入れてあるのは6HA5のμのバラツキで左右チャンネルの利得が違ってしまうのを調整するため。

整流後にチョークコイルPMC-115Hを入れ、FETリプルフィルタへの入力に2段のCRフィルタを通している。電源トランスはソフトンのM2-PWTで、Rコアトランスで漏洩磁束が少ないために採用した。

OPTは東栄変成器のT-1200で、2次の4Ω端子に8Ωの負荷をつないで14KΩ:8Ωとして使っている。これは試作当初7KΩ:8Ωにしたら無帰還における高域-3dB点での周波数が21.5KHzと低かったため。この変更で33〜36KHzまで伸びた。


画像

諸特性を上記に示す。パラレル化で低域の落ち込みが少なくなったが高域-3dB点の周波数は3HA5シングルアンプ(88〜90KHz)より低くなった。5%歪みでの出力は170〜200mWで、パラレル化したのに増えなかった。DFは8.3あり問題ない。残留ノイズは55〜60μVと低く抑えることができた。詳細な特性はコチラを参照。


画像

リスニングポイントから見た6HA5パラシングルアンプはこのように見える。高さはゴム足を含め95mmとペタンコなアンプだ。シャーシは(株)奥澤のO-27、W250mm×D150mm×H40mm t1.0mmを使った。


画像

トランスにアクリルケースを被せ、グレースモークで中が透けて見えるようにした。トランスの漏洩磁束の影響が少ないのならこれでも問題ない。アクリルにはホコリよけのため静電気防止スプレーを布に染み込ませたもので拭いている。


画像

わざわざ3個のアクリルケースとしたのは見栄えのため。ケースの固定には基板垂直取付用ブロックを使った。ブロックとアクリルケースは瞬間接着剤でくっつけた。シャーシ裏からネジ止めしてある。


画像

シャーシのサイドにもアクリルパネルを貼り付けたのでアクリルだらけになった。


画像

斜め後ろから見たところ。


画像

後ろから見たところ。ミニヒューズホルダーF-7155の文字がひっくり返っている。端子に配線をハンダ付けした後に回転させればいいのだけど面倒なのでやっていない。普段は見えないから良しとする。


画像

そういえば下側からの画像が無いなと思って撮ってみた。タカチのゴム足を取り付けるために裏蓋を付けている。裏蓋の利点は動作中に持ち上げてもうっかり感電しないことだろうか。


画像

4本並んだ6HA5。真空管周りをサブシャーシに組んでいる。ソケットとシャーシ本体の穴の隙間からシャーシ内の空気を吸い出すようにしている。


画像

シャーシ内部。試作当初に発振したためプレート配線の引き回しを変更し(赤の配線)、エミッタフォロア〜1KΩ〜6HA5グリッドの経路を最短で結ぶようにした。

真空管周りをサブパネルに組んだため、CRの取り付けや配線をシャーシ本体から外して行うことができ、やりやすかった。6HA5の6ピンはInternal Shieldとなっていたのでシャーシアースしてある。

駄耳の私による試聴結果を書いておくと、ニアフィールドリスニングであるという条件で音量は十分だしパラシングル化でスケール感が増している。音は透明感があってクリアだ。でも半導体アンプと異なり音に暖かみがあるように思う。

(2017.03.29追記)
私より耳の良い!?妻による試聴結果。
・爽やかだね!
・晴れた空みたいにスカッとした感じがした
・各楽器の解像度が良くて、粒立って聞こえるっていうのかな
・生音に近い感じ
・ボーカルがよく聞こえた、聞きやすかった
・音のバランスは良かったと思う
・クラシックが似合うと思う
 いろんな楽器が入っているのに対応できるから
・姿がかわいい
・今までの真空管アンプに劣らない音が出てたと思う
(追記ここまで)

今回は6HA5なんてヘンなタマを使ったけど、6DJ8や6922のようなフレームグリッド管を使えばもっとまともな特性になると思う。ただ6922プッシュプルアンプを2台製作しているからあえてパラシングルアンプを作る必要はなさそうだ。
    

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文

関連ブログRSS

6HA5パラシングルアンプ・本番機完成 おんにょの真空管オーディオ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる