おんにょの真空管オーディオ

アクセスカウンタ

zoom RSS FETリプルフィルタの発振防止抵抗

<<   作成日時 : 2016/08/19 18:53   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 10

FETリプルフィルタにおける発振防止として、ゲートに抵抗を入れるのがお約束となっている。ところがこの抵抗によってリプルフィルタの出力インピーダンスが高域で上昇し、ステレオアンプでクロストークの悪化を招く。だからリプルフィルタの出力にコンデンサを入れて高域でのインピーダンス上昇を防止している。

発振防止抵抗の値は、ココのWebによると数百〜数KΩで通常は1KΩとなっている。拙アンプでの抵抗値は3.3KΩを採用しているが、果たしてその値は妥当だろうか?


画像

以前使用したFETリプルフィルタの出力インピーダンス測定回路で、R1を3.3K/1K/100に振って周波数特性を調べてみた。FETは2SK3234とした。E1を0.1Vrms一定とし、各周波数でのE2の電圧を測定して出力インピーダンスZoを求める。


画像

結果のグラフを上記に示す。やはり抵抗値が周波数特性に影響し、100Ωでは100KHzまでほぼフラットとなった。1KΩでもかなり改善されることがわかった。

今回の実験では発振に対する安定性がわからないので、100Ωと3.3KΩでどうなのかは実際のレイアウトに依存すると思われる。100Ωとしたから出力にインピーダンス上昇防止用のコンデンサが不要になるかといったら、実際には入れておいたほうが良いと思う。

私の独断ではR1を1KΩ、出力に10uF程度を入れておけばどんなMOSFETを使っても問題なさそうに思われる。

画像

ちなみにR1を3.3KΩ、出力に10uFのコンデンサを入れたインピーダンス特性を上記のグラフに示す。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
R1の安全値、目安は難しいですね。
実装にもよるでしょうが、1kΩは妥当な線かも知れませんね。
klmnji
2016/08/19 20:15
参考にさせて頂いています。
抵抗ではなくフェライトビーズをFETの足に入れるのも一つの手だと思います。
最近はやりのファイン***ビースでもよいのでは?
秀SAN
2016/08/19 21:12
klmnjiさんこんばんは。
3.3KΩの値はおそらくどんなレイアウトでも発振しない値を選んでいるんだと思います。だからある程度の余裕があると睨んでいます。
おんにょ
2016/08/19 22:07
秀SANコメントありがとうございます。
東芝のパワーMOSアプリケーションノートにフェライトビーズが載っていますね。ただ試してみないとどのくらい有効なのかわかりません。
おんにょ
2016/08/19 22:07
DMMしかありませんが、発振したらACレンジで分かるだろうか?
klmnji
2016/08/20 21:35
klmnjiさんこんばんは。
発振周波数によりますが、おそらく高い周波数なのでオシロで波形観測してビロビロが出ないとわからないと思います。
おんにょ
2016/08/20 21:58
自分の3段全段差動6AH4GTアンプも比較しているうちに高域のもっさり感が×で登場が減っていますが、電源は同じFETリプルフィルターで発振防止抵抗は4.7kΩでした!
一度、1kΩに変更してみます!
貴重な情報ありがとうございました
ひでじ
2016/08/24 22:24
ひでじさんこんばんは。
+B出力にコンデンサが入っていたら高域でのインピーダンス増加はありませんので原因は別のところにあると思います。NFB抵抗と並列に位相補正コンデンサが入っていたら、そのへんをいじってみるといいかもです。
おんにょ
2016/08/24 22:41
MOS-FET を 2SK3234 に、発振防止抵抗を 4.7kΩ から 1.0kΩ に変更して約1週間経ちました。
激変しませんでした(笑)が、差動PPもシングルも静けさが増したような感じです。元々ザワつかないアンプですが、より一層その傾向が増し、楽器の音が変に混じらないというような印象です。
新たに設計・製作するのであれば、この組み合わせにしておく方が良いと思います。

変えたのは出張先なので手元にある 6DJ8差動PP(A2級)ヘッドホンアンプ兼用,EL32シングル(A2級),6DJ8差動PPトーンコントロールの3台です。スピーカはTangent EVO4、ヘッドホンは YAMAHA RH-5Ma、音源はトランス式USB DACです。
klmnji
2016/11/01 19:47
klmnjiさんこんばんは。
詳細なレポートどうもありがとうございます。本家が4.7KΩの値を採用しているのはどんな稚拙なレイアウトや配線の取り回しをしても発振しない、というレベルを想定しているものと思われます。リプルフィルタ出力に10uFのコンデンサを入れることで高域のインピーダンス上昇は抑えられますし、2SK3234は当社比(笑)で一番出力インピーダンスが低いFETです。
おんにょ
2016/11/01 21:53

コメントする help

ニックネーム
本 文

関連ブログRSS

FETリプルフィルタの発振防止抵抗 おんにょの真空管オーディオ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる