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zoom RSS 電流注入法によるアンプの出力インピーダンス測定

<<   作成日時 : 2016/06/10 18:57   >>

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いつもは製作した真空管アンプのダンピングファクタを測定するのにオンオフ法を使用している。これはSP出力にダミーロードをつなぎ、入力にオシレータのサイン波を入れてダミーロードの有り無しの電圧から求めるものだ。

思うところあって試しに電流注入法によりダンピングファクタを測定しオンオフ法と比較してみることにした。電流注入法は初めてなので、そのやり方を知るという目的もある。


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上記にその概念図を示す。被測定アンプと電流注入用アンプをダミーロードを介して出力同士をつなぎ、電流注入用アンプにオシレータによるサイン波を入れ、ダミーロード前後の電圧を測定することにより被測定アンプの出力インピーダンスを測定する。出力インピーダンスが求まればダンピングファクタも求まる。

電流注入用アンプは低出力インピーダンスのものが必要。そんなもの手持ちに無いと思ったのだが、じつはあった。それはトランジスタ式ミニワッター

このアンプの出力インピーダンスは低く、ダンピングファクタをオンオフ法で測定すると117.6ある。逆算すると出力インピーダンスは0.068Ω。真空管アンプのダンピングファクタは2〜10くらいで、出力インピーダンスは0.8Ω〜4.0Ωということになる。

真空管アンプの出力インピーダンスのほうが断然高いので、トランジスタ式ミニワッターでも電流注入法で測定できるだろう。少々の誤差は気にしないことにする。


被測定アンプには拙71Aシングルアンプを使用した。オンオフ法によるダンピングファクタは実測で5.0(Lch)となっている。出力インピーダンスは1.6Ωになる。

比較のため、まずはオンオフ法で測定してみた。RL=8Ωでのオン時の出力電圧を1.0V(1KHz)に設定。オフでは1.186Vとなった。出力インピーダンスは1.49Ω。ダンピングファクタは5.38

次に電流注入法で測定する。RL=8ΩでのE1を1.0V(1KHz)に設定。E2は0.156Vとなった。出力インピーダンスは1.48Ω。ダンピングファクタは5.41

オンオフ法と電流注入法で値が微妙に違うのは測定誤差か。だいたい5.4ということなので合っているとも言える。

なお電圧の測定にはデジタルマルチメータCD800aを用いた。1KHz程度の測定では値を直読できるのがありがたいし、入力インピーダンスも高いだろうという判断だ。

やり方がわかったところで本編に移るつもり。

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コメント(2件)

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5.38 と 5.41 の差は 0.6%
十分、誤差範囲内ですね。
klmnji
2016/06/10 20:19
klmnjiさんこんばんは。
電流注入法って特別な測定機器を使わなくても出来るとわかっただけでも収穫です。
おんにょ
2016/06/10 21:24

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