おんにょの真空管オーディオ

アクセスカウンタ

zoom RSS 6T9 CSPPアンプ・初段フィッティングと特性評価

<<   作成日時 : 2016/04/02 18:56   >>

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

6T9 CSPPアンプの初段フィッティングを行う。LTspiceと2SK117のロードラインを引いて検討する。

負荷抵抗を82KΩ、電流を5.4mAとし、2SK117の共通ソースに100Ω半固定を入れて電流帰還で利得を減らすことにした。


画像

LTspiceのシミュレーション回路図。R7とR8は共通ソース抵抗で、C3とC4は実測の高域時定数に合わせ込んだ値を使用。


画像

出力波形のシミュレーション結果。値は247Vrmsで、片側では123.5Vrmsとなり、出力管をフルスイングするのに必要な電圧88.3Vrmsを十分クリアしている。


画像

利得は54.3dBとなった。当初のシミュレーション結果では61dBだったから6.7dB減となり、バラックでの利得70.9倍の-6.7dBでは32.8倍まで減る計算となる。また、高域時定数は36KHzから55KHzに伸びた。


画像

変更後の回路図。+B1の電流が7.6mAから10.8mAに増えたので、R23の値を減らす必要があるかもしれない。


画像

回路変更後の諸特性を上記に示す。利得は29.6倍となり、実用的な値まで下がった。

NFBをかけてみることにし、6dB程度ということで値を探ったら2KΩ(R17)となった。総合利得は14.7倍となった。

無帰還での高域時定数は当初の36KHzから41KHzとなり、NFBをかけると95KHzまで伸びた。DFは10.5、残留ノイズはバラックにもかかわらず0.09mVまで下がった。


画像

周波数特性。150KHz〜170KHzに少しだけ停滞?が見られるものの、素直に落ちている。初段カスコードにμ=100の6T9の三極部を使用したが、使い方次第では高域時定数が伸びることがわかった。

NFBをかけたら肩のところが膨らんだようにみえる。おそらく初段と出力段の高域時定数が近いんじゃないのかな?


画像

歪率特性。歪率5%での出力は11Wとなった。片チャンネルのみの回路で+B電圧が高めなので、ステレオにしたらもっと低くなるだろう。

不思議なのは1W付近でいったん歪率が下がっていることで、回路の特性なのか、あるいは6T9ペアの相性なのかよくわからない。

それにしても、このところ半年くらいシングルアンプしかやっていなかったら、プッシュプルアンプの歪率が0.0何%当たり前の世界に入ってなにこれ!?だねえ。しみじみ。

画像

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
ナイス ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文

関連ブログRSS

6T9 CSPPアンプ・初段フィッティングと特性評価 おんにょの真空管オーディオ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる