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zoom RSS SV811-10Aシングルアンプ・ほぼ完成

<<   作成日時 : 2016/01/06 18:54   >>

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SV811-10Aシングルアンプがほぼ完成した。正式なキックオフは2015年の10月3日だったから、3ヶ月あまりで出来たことになる。

2013年2月に某店でSV811-10Aを見かけてつい購入してしまったのが運のつき。データシートを見て後悔することしきり。フィラメントは6.3V4Aと大食いだし、グリッドをプラスに振ってやらないと出力が出ない。

アンプの重量を軽減するためモノラル2台の構成とした。電源トランスが2台必要となるが、クローストークの問題は無くなる。ちなみに1台の重量は6.3kgとなった。

フィラメントはDCDCコンバータで点火しようと考えていたが、残留ノイズを抑えるため通常のトランスによる方法にした。グリッド電流に対応するためにカソードフォロア直結ドライブ方式にした。

ドライブ管は当初SVETLANAの6L6GCにしたが、ヒートアップ時にグリッドバイアスが浅くなりカソードが浮いてSV811-10Aのプレート電流がドカンと流れてしまう。結局6V6GTに変更することで回避できた。

ドライブ段の正負電源は、SV811-10Aのグリッド電流に対応するために定電圧電源に変更。また、ドライブ段の負荷は抵抗からチョークコイルによるカソードチョークにした。

OPTはインダクタンスを重視してKA-5070Sだったのを、音のヌケに期待してRW-20に変更。結果的には変更して良かったと思う。もっと低域を伸ばすにはRW-40-5をお薦めする。ただしデカイし重くなる。


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回路は上記のようになった。初段はFETとTrによるカスコードとしたが、Trでなく三極管にしたほうがタマ数が増えて良かったかもしれない。当初はそう考えていたが、面倒になって結局Trのままになった。

アンプ部はシンプルだと思うが、電源部が複雑になってしまった。ドライブ段〜出力段を固定バイアスにしたせいもある。+B電源にチョークを使ったほうが電圧を高く供給できるし、シンプルになると思う。

ドライブ段は定電圧化されているが、出力段の+Bは定電圧化されていないのでAC100Vに連動して電圧が変動する。出力段は固定バイアスなのでプレート電流が変動するが、せいぜい±2mA程度なので気にしないことにした。


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正面から。フロントパネルのアクリル板はスモークにしたが、接着剤が透けて見えてしまう。不透明なほうが安いし良かったかもしれない。


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シャーシは埃が目立たないということで、つや消しのスチールグレーにした。リスニングポジションからはシャーシが全く見えないので、この色でも構わない。


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SVETLANA SV811-10Aのアップ。直管の形が好みでない人は、SV811-10がST形状なので良いと思う。特性的には殆ど同一と言ってよい。SV572-10もバイアスを調整するだけで差し替え可能と思われる。ただし値段は高くなるけど。


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サイドのテストピンジャックにDMMのテストリードを差し込んでSV811-10Aのプレート(カソード)電流を調節する。どうせ忘れてしまうだろうから、ラベルシールを作って貼り付けた。1Ω両端の電圧を測るので、70mVなら70mA流れていることになる。


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チョークコイルに貼られたシールは無粋なので、後で剥がしてしまうかもしれない。黒いポッチがついてるのは巻き始めのしるしかなあ?チョークに位相って何か意味があるのだろうか。


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ハムバランサとバイアス調整がどっちかわからなくなるのでラベルシールを貼った。


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後ろから。RCA入力端子とSP端子しかないからシールは貼ってない。ヒューズは3Aだけど、もし切れたらヒューズに定格が書かれているから忘れても大丈夫。


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シャーシ内部。平ラグ基板を多用したので、手配線の真空管アンプに見られるようなオーラは全く無い。平ラグは半導体と親和性が良いのでハイブリッドアンプには適している。


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諸特性。DFはNFBが8dB弱かかっているので5.3と高い。当初はKNFBでSV811-10Aのrp=2.5KΩに対応しようとしたが、効果が少なかったので不採用となった。

残留ノイズは0.3mVと十分低い。ハムバランサと並列に22Ωの抵抗を接続してハムの最小点を調整しやすいようにした。


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周波数特性。高域に少し凸凹があるものの、素直に減衰している。低域を充実させるためにはもっとインダクタンスが高いOPTを使うほうが良いが、現状でも低域に不満は無い。


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歪率特性。1KHzの歪み打ち消しがうまくいっているせいか低歪みになっている。1WくらいからA2級に移行していると思われる。5%歪みでの出力は11Wだが、1KHzに関しては13W出ている。

110Hzの歪率カーブが悪めなのは、周波数特性で低域がレベルダウンするところに差し掛かっていることからOPTのインダクタンスが低くなりインピーダンスが低下してロードラインが立ってしまうことに起因すると思われる。

OPTをKA-5070Sにしていた時には各周波数での歪率カーブが一致していたから、6V6GTのカソードチョークによるものではない。案外カソードチョークのインダクタンスはあまり高くなくても大丈夫なのかもしれない。

私より耳の良い!?妻の試聴結果。
・なんか優しい出来で広がりがあっていいなと思った
・外観的には光ってて見栄えがするよね
・いつもと違って2つだなと思った [注:モノアンプ×2台のこと]
・解像度が高い

音質に関するコメントが聞けなくて、光ってる真空管に気を取られていたみたい。優しいというのはなめらかで余分な音が出ないということで、このアンプは穏やかに聞こえるので音量が自然に上がってしまう。

うーん、これで完了としたいのだが、もうすこしだけチューニングする余地がありそうだ。

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