おんにょの真空管オーディオ

アクセスカウンタ

zoom RSS SV811-10Aシングルアンプ・ハムバランサに並列抵抗

<<   作成日時 : 2015/12/07 18:56   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 6

以前SV811-10Aシングルアンプ・2つの実験でハムバランサにコンデンサ追加の実験を行ったが、残留ノイズが増えてしまい不採用となった。

今回代案を思いついたので実験することにした。それはハムバランサと並列に抵抗を入れること。

ハムバランサを低抵抗のものと交換するにしろ巻線ボリュームは結構な値段だし、抵抗を追加することでボリュームの接点が浮いたとしても音が出なくなることは無くなる。


画像

現状ではハムバランサがセンターでバランスしているとすると、ハムバランサのインピーダンスは50Ωの並列で25Ωとなっている。そこで右図のように22Ωを並列に入れると22Ω//50Ω÷2=7.6Ωとなる(69%減)。


画像

例えばハムバランサが60Ω:40Ωでバランスしたとすると、単にハムバランサだけでは60%:40%だが、22Ωの追加で53.1%:46.9%となる。これはボリュームが同じ角度で変化量が少ないことを意味し、より細かく調整できるというわけ。

反面、抵抗を追加することでフィラメント電源の電流が0.14A増え、フィラメント電圧が低下し残留リプルが増える。だからフィラメント電圧と残留ノイズを確認する必要がある。

実験は試作機でなく実験機で行った。最初に実験機の特性を調べ、抵抗を追加して再度特性を調べて比較した。手持ちの関係で抵抗は10Ω1Wの抵抗を2本ずつ直列に使用した。

抵抗を追加後、SV811-10Aのプレート電流が70mAとなるようにバイアスを再調整し、ハムバランサで残留ノイズが一番低くなるようにする。


画像

結果を上記に示す。フィラメント電圧は0.1V低下したが問題ない。残留ノイズはハムバランサが細かく調整できるようになったせいか少しだけ低下。残留リプル増加の影響は受けないようだ。利得はわずかに増え、周波数特性はわずかに良くなった。一番効果があったのはダンピングファクタで、5.3から5.7に増えた。

抵抗2本の追加で効果のあることがわかったので採用することにしよう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
おんにょさん、こんにちは。

私もハムバランサに並列抵抗を入れています。(22Ωの抵抗×2本と2kΩのボリュームとしています)

こうすることで、ボリュームを回した時の感度が下がる為、微妙な調整ができ、ハムを低減できています。
上手く調整をすると、AC点火した2A3や45でも無帰還時の残留ノイズを0.3mV程度まで追い込めます。
また、ボリュームのワッテージを下げられるため、高価な巻き線タイプでなくてもOKですしね。
71Aが好き
2015/12/08 11:53
71Aが好きさんこんばんは。
ハムバランサでのハムの最小点はピンポイントですから、巻線ボリュームの1巻きで最小点とならない場合があります。20Ωの巻線ボリュームに直列抵抗を入れても最小点はピンポイントのままでした。並列のほうがバンドスプレッドみたいに効きますし良いと思います。
おんにょ
2015/12/08 18:18
おんにょさん、こんにちは。

私も最初はハムバランサに直列抵抗を入れていましたが、あまり効果が無い(微調整が利かない)ので、並列に変えました。

巻き線ボリュームは原理的に連続可変ではないのですね。勉強になりました。
確かにTOCOS製のRA25シリーズのデータシートには、分解能が記載されていました。
100Ωだと0.45%とのことです。

私は連続可変のカーボンタイプ(RV24シリーズ)の2kΩを使用している為、うまく調整できていたようです。
71Aが好き
2015/12/09 12:35
ヒーター電流が若干増えてしまうことを除けば
(1)ハムバランスが取りやすくなる
(2)電流帰還が減るのでゲインが増え
(3)DFや周波数特性が改善される
(4)ボリュームの接点不良に起因する問題が低減される
など、メリットの多い方法だと思っています。
klmnji
2015/12/09 14:02
71Aが好きさんこんばんは。
巻線ボリュームは抵抗値の変化が階段状になるはずで、それを分解能というのですね。初めて知りました。
おんにょ
2015/12/09 18:36
klmnjiさんこんばんは。
あの71Aシングルミニワッターにハムバランサが入っていないのは、その影響を嫌ったのとハムバランサ無しでも残留ノイズが低くできるからだと思いますよ。だから2A3シングルアンプは作れない。
おんにょ
2015/12/09 18:37

コメントする help

ニックネーム
本 文

関連ブログRSS

SV811-10Aシングルアンプ・ハムバランサに並列抵抗 おんにょの真空管オーディオ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる