前回の拙ブログで6B4GシングルアンプのDF解析を行ったところ、6B4Gのrpが1KΩ以上、μは4.5〜4.6という測定結果となった。 では2A3ならどうなのか。手持ちの2本のRCA 2A3を使用して同様に測定することにした。 6B4Gで測定に使った治具を改造。ヒータートランスを2.5VのJ253Wに変更し、真空管ソケットをUSからUXに交換した。 2A3のデータシートではプレート電圧 Eb=250V、グリッド電圧 Eg=-45V、プレート電流 Ip=60mAでの内部抵抗はrp=800Ω、μ=4.2となっている。 簡易測定回路を上記に示す。VR1及びDC-DCAの電圧調整用半固定VRを調節する。 デフォルトをEb=250V、Eg=-46V、Ip=52mAとしてある。カーブトレーサで振るならともかく、手で調節するので2A3の最大プレート損失15Wを超えた状態で測定するのはタマに良くない。だからすこし控えめにプレート損失を13Wとした。 rpはグリッド電圧を一定にしてプレート電圧を上下させ、プレート電流の変化から算出する。rp=僞b/僮p。 μはグリッド電圧を上下させ、プレート電流が一定となるようにプレート電圧を調節する。μ=僞b/僞g。 "A"の2A3の測定結果を上記に示す。おおよそrp=827Ω、μ=4.0となった。測定バラツキが大きいので大体の値。 続いて"B"の2A3の測定結果を上記に示す。おおよそrp=803Ω、μ=4.2となった。 簡易測定でも結構それらしい値が出ることがわかった。6B4Gのrpとμが高めというのはどうやら間違いなさそうだ。 |
<< 前記事(2015/07/15) | ブログのトップへ | 後記事(2015/07/18) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2015/07/15) | ブログのトップへ | 後記事(2015/07/18) >> |