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zoom RSS 6B4Gシングルアンプのリニューアル・特性測定と試聴

<<   作成日時 : 2015/06/08 18:56   >>

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このアンプの外観はいかにも古典的様相なのだが、数回の改造を経てサイボーグ化した。蒸気機関車をイメージしながら作ったが、現在は銀河鉄道999といった感じ?


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音や特性に不満があるので度々の改造となった。今回はA2級に対応して出力アップ、スケール感が向上したように思う。改造前の諸特性はコチラ


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諸特性を上記に示す。改造前の周波数特性は67KHz止まりだったのが94KHzまで伸びた。NFBは10dBから6.4〜6.5dBに減らしている。出力は3Wだったのが4.5Wに増えた。DFは4〜5とまずまずの値。


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周波数特性。両チャンネルとも良く揃っているし高域も伸びている。


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クロストーク特性。周波数が低くなるにつれて悪化しているのはOPTのU-808間の飛びつきと思われる。1cm程度しか離れていないので、もっと離せば良くなるのではないか。


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R→Lの数KHz以上で悪化している原因を調べたら、SP端子へ行く配線と入力のRCA端子が接近しているためだった。この配線をいじるとクロストーク量が増減した。


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配線をインシュロックタイで束ねて遠ざけたら上記のグラフになった。20Hz〜20KHzで-64dBを確保している。


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Lchの歪率特性。各周波数で歪率カーブがよく揃っている。歪率5%での出力は4.5Wだが、1KHz・10KHzでは5.0W出ている。


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Rchの歪率特性。各周波数で歪率カーブがよく揃っている。歪率5%での出力は4.5Wだが、1KHz・10KHzでは5.0W出ている。

特性評価はこれくらいで、試聴に移ろう。

駄耳の私による試聴では、
・繊細でボーカルが瑞々しい
・スケール感があり音のキレが良い
・改造前の音を久しく聴いていなかったが、劣る感じがしない
という結果になった。このアンプは重いから1階実験室と3階試聴室を持って階段を登り降りするのが苦痛なんだよ。

私より耳の良い!?妻の試聴結果。
・ボーカルが聞きやすいね
・圧迫感が無くて気持ちいいね
・この前(4P1Lプッシュプルアンプ)のよりはウェット
・チェロの低音、音域が良く聞こえる
・ボーカルの人の声が肉声に近い感じ
・歯切れ良い

カスコード段に使用している6922に代えて6N2Pでも試聴してもらった。
・すこしカラッとしている
・音に伸びがある
・ボーカルが飛び出てくる、訴えてくる

6922のほうが聴いて疲れないし、こっちのほうが良いという結果だった。

初段FET、三極管ないしトランジスタのカスコード、さらにトランジスタのエミッタフォロア、グリッド直結で出力管という構成のシングルアンプは4台製作したけれど、共通の音色を感じる。やはりそれが自分に合っているのだろう。それらの中では6B4Gシングルアンプの出力が一番大きく馬力があり、ふさわしい外観を持っていると思う。

このアンプの消費電力は80Wあり、真空管やカソード抵抗からの輻射熱で部屋が温まってしまう。気温が上がる季節にアンプから熱が伝わってくるのは嫌なので、秋が来るまで再び眠ることになるだろう。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。
「SP端子へ行く配線と入力のRCA端子が接近しているためだった。」
ほんのわずかの移動で測定値が変わるのですね。
自作の4TRミニワッタを開けて確かめて見ました。
配線がルーズでした。
諸事情で4P1Lの試聴に行くことができなく残念ですが、アンプ制作の意欲が「ふつふつ」と湧いてきています。資金計画を立てたいと思います。
daikunomokichi
2015/06/09 04:10
daikunomokichiさんこんにちは。
クロストークは数10KHzの領域になると配線いかんでコロコロ変わります。ただそれが音に影響があるかどうかは微妙なところです。

おんにょ
2015/06/09 18:51
ご無沙汰しております。スチコンの情報ありがとうございました。私がおねだりしている氏は某通信機器メーカ(業界ではトップクラスかな)にお勤めのエンジニアでした。在職中に入手された品質の良いパーツをストックされています。私も若い頃は同じ業界に居りましたので、パーツの品質等は有る程度承知しているつもりです。自作のIFT等には今風のスチコンを使用しているのですが、発振器に使った場合は、思った程の結果が出せず、ついつい氏におねだりをしてしまいます。
アンプとは関係の書き込みで、申し訳有りませんでした。情報を頂き感謝です。
tonton
2015/06/09 22:51
tontonさんこんばんは。ご無沙汰しております。
ヨシザワさんとのお話に口を挟むのはいかがかと思い、投稿を削除してしまいました。スチコンの温度特性に関しては知識がありません。私だったら真空管を閉じ込めて恒温槽にするでしょう。
おんにょ
2015/06/09 23:04
>真空管を閉じ込めて恒温槽にするでしょう。
異論を唱えられる方も沢山いらっしゃると思いますが、期待する程の効果は無いと思います。熱も周波数変動の要因には違い有りませんが、最も気をつけなければならないのは、空気の揺れ(風)です。人が歩く空気の揺れで周波数が変動する事を経験から承知しています。入れ物の種類は問いませんが、空気の揺れの影響を遮断するのが、とても大切です。
この手の話は、別の機会にでも!。
tonton
2015/06/10 12:04
tontonさんこんにちは。
私は半導体の選別をやりますから、エアコンの風が吹いてきたりすると数値が変化してしまうのを経験しています。暖房で選別始めと終りで数値が違っていたり。
拙い経験ですが、周波数飛びの原因は筐体を叩いたりドスドス歩いたりした時が多かったように思います。
おんにょ
2015/06/10 18:58

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